赤沢亮正氏は、米トランプ政権との関税交渉において日本の農林水産業を犠牲にする考えはないと述べた。米国産コメの輸入拡大案に関して自民党内で反発がある状況で、これに対する懸念を払拭するためのコメントと思われる。赤沢氏は30日に渡米し、米政府との第2回交渉に臨む予定であり、全ての関税措置を撤廃するよう求める考えは変わらないと強調した。(要約)
赤沢亮正氏
赤沢亮正経済再生担当相は28日、東京都内で記者団の取材に応じ、米トランプ政権との関税政策を巡る交渉に関し「自動車のために日本の農林水産業を犠牲にすることは考えていない」と述べた。関税の交渉カードとして米国産のコメ輸入拡大案が浮上していることに自民党内の反発が出ており、懸念を払拭する狙いがあるとみられる。
赤沢氏は30日に渡米し、米政府との第2回交渉に臨む予定で「一連の関税措置を全て撤廃してくれと強く求めることに変わりはない」と強調した。