( 287131 ) 2025/04/30 03:42:29 0 00 玉川徹氏(2019年撮影)
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が29日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、政府が放出した備蓄米のほとんどを落札したJAの約20万トン中、24%が出荷されても値上がりが止まらず、16週連続となったコメ高騰の問題をめぐり、「政府はそろそろ、説明をしてほしいですね」「(流通の問題ではないと)そろそろ認めた方がいい」と、政府の対応を批判した。
番組では、政府が放出した備蓄米の94%にあたる19万8270トンを落札したJAが、24日までに出荷済みとなったのが落札分の24%の4万7031トンとのニュースを特集。JAの「流通は順調に進んでいる」とのコメントを紹介した。
玉川氏は「いや、もう24%が出ても下がらない。むしろちょっとだけど上がっている。ということは、やっぱり、根本的に需要と供給のバランスが取れていないっていう風なことしか、説明のしようがない。政府はそろそろ、ちゃんとそういうふうに説明をしてほしいですね」と、流通の問題などの説明を繰り返している政府の対応を批判した。
備蓄米が放出されても価格が下がらないことをめぐっては江藤拓農水相がこれまでに「備蓄米倉庫が東北に多く存在しているということも事情としてあります。そして3月、4月は、特に人事異動の時期であったりと、トラックの手配が難しかったりする部分もあったのだと思います」(4月18日)などと語っていた。
玉川氏は「結局は足りないってことなんです。足りないからこそ値段が下がらない。まさに値段は需要と供給で決まるので、バランス取れていないということの裏返し。だから、政府は目詰まりだとか、そういうことじゃないと、そろそろ認めた方がいいんじゃないか」と指摘した。
羽鳥慎一アナウンサーも「秋になれば大丈夫という話をまた今年もやっている」と、コメの高騰が長期にわたっていることを指摘すると、玉川氏は「(トランプ)関税の話は別にしてですけど、もうとりあえず足りない分をアメリカから一時的に輸入でもいいのかもしれないですよ」とも語った。
|
![]() |