( 287839 )  2025/05/02 07:01:48  
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2025年大阪・関西万博の会場で、全面禁煙だったが、喫煙所を新設する方針が分かった。

東ゲート側には既に喫煙所が2カ所あるが、西ゲート側には喫煙所がなかったため新設することとなった。

喫煙者が会場内で喫煙していたため、非喫煙者との分煙環境を整備するための対応としている。

新しい喫煙所は、地下空間での安全性を考慮して、ガスが検出されていない場所に設置される予定。

(要約)

( 287841 )  2025/05/02 07:01:48  
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万博会場の喫煙環境 

 

2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会が、これまで全面禁煙としていた万博会場(大阪市此花区)内に、喫煙所を初めて設置する方向で調整していることが1日、関係者への取材で分かった。喫煙所がなかった西ゲート側の会場外にも新設する方針。東ゲート側の会場外には2カ所の喫煙所を設けているが、会場内で喫煙する違反者が確認されており、喫煙所を増設して非喫煙者との分煙環境を整備する。 

 

関係者によると、協会は西ゲート側の会場内と会場外に1カ所ずつ、パーテーションなどで囲まれた屋外型の喫煙所を、5月中に設置することを目指している。 

 

西ゲートのあるグリーンワールド(GW)工区は地下廃棄物から出たメタンガスが地下空間にたまり高濃度で検出される場所があり、昨年3月には爆発事故が発生。地下空間のガスを換気する穴にたばこの火が落ちると引火する恐れがあり、新たな喫煙所はガスが検出されていない場所に設け、違反を防ぐことで安全性を高める。 

 

大阪市では条例により市内全域で路上喫煙が禁止されている。喫煙所について、これまで協会は東ゲート側の会場外に計2カ所を設置したが、バスやタクシーの乗降場がある西ゲート側には喫煙所がない。 

 

このため西ゲートからの来場者が喫煙するためには、会場内を歩いて約15分の東ゲートまで移動する必要がある。また、会場内の来場者は退場し喫煙所を利用した後に再入場する必要があり、ゲート運営の負担にもなっている。全面禁煙の会場内で喫煙する来場者やパビリオン関係者が確認され、協会は対応を検討していた。(山本考志) 

 

 

 
 

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