( 287994 )  2025/05/03 05:13:36  
00

中日本高速道路は、4月のETC障害における料金請求を取りやめると発表した。

しかし、国土交通省幹部はこの急な方針転換について批判し、SNS上でも後手後手の対応が批判された。

中日本高速道路側は混乱を引き起こし、利用者に迷惑をかけたと認め、無線通信が切れていた料金所もあるため、特定が困難だとして後払い手続きを求めていたことを明らかにした。

国交省は引き続き丁寧な説明を求めている。

(要約)

( 287996 )  2025/05/03 05:13:36  
00

4月のETC障害について説明する中日本高速道路の担当者=2日午後、名古屋市 

 

 中日本高速道路は、自動料金収受システム(ETC)障害時の料金を請求しないと発表した。突然の方針転換に対し、国土交通省幹部は「料金請求に関する対応が二転三転し、さらなる混乱を招いた。いかがなものか」と苦言を呈す。交流サイト(SNS)上でも、後手に回る対応を批判する声が相次いだ。 

 

 「お客さまに多大な混乱を招き、ご迷惑をかけてしまった重大性に鑑みた」。中日本高速の幹部は2日、名古屋市で開いた記者会見で、方針転換の理由を説明した。 

 

 当初は渋滞解消のためのETCレーンの開放で通行料金を支払わなかった利用者に、ホームページなどを通じて後払いの手続きをするよう求めていた。だがETCの無線通信を切断した料金所もあり、通過した車両の特定が困難であることが分かったという。 

 

 中日本高速は公平性を保つための対応だと理解を求めるが、SNSのX(旧ツイッター)には「もっと早く判断するべきだった」「最初から徴収しなければよかった」などの声があふれる。監督官庁である国交省は中日本高速に対し、引き続き利用者への丁寧な説明を求める考えだ。 

 

 

 
 

IMAGE