( 288004 )  2025/05/03 05:25:15  
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JA全農は政府備蓄米のうち29%を卸売業者に出荷し、全量の販売は7月以降になる見通し。

政府は3月に備蓄米の入札を行い、全農は19万9270トンを落札。

現在、約6万トンの備蓄米の出荷が見通しが立っていない状況で、農水省は全農に取引先との調整を進め、供給を拡大するよう要請した。

(要約)

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倉庫に積まれた備蓄米 

 

 全国農業協同組合連合会(JA全農)は2日、落札した政府備蓄米のうち、1日時点で29%を卸売業者に出荷したと発表した。全量を売り渡すのは早くとも7月以降になる見通しで、備蓄米の流通には時間がかかっている。 

 

 政府は3月に備蓄米の入札を2回実施。JA全農はそのうちの9割を超える19万9270トンを落札した。 

 

 JA全農によると、卸売業者に出荷されたのは5万6903トンで、前回調査(4月24日時点)から約1万トン増えた。出荷済みを含めて7割にあたる13万6629トンは出荷のめどが立ったが、残る約6万トンは見通しが立っていない。 

 

 一方、農林水産省は2日、備蓄米の流通量が一部にとどまっていることから、JA全農に対し、速やかに取引先との調整を進め、供給を拡大するよう要請した。 

 

 

 
 

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