( 288206 ) 2025/05/04 04:14:30 0 00 遺体が発見された住宅=2025年5月1日午後1時20分、川崎市川崎区大師駅前、中嶋周平撮影
川崎市川崎区の住宅で身元不明の遺体が見つかった事件で、この住宅に住んでいて、その後に出国していた男性が3日、帰国したことが神奈川県警の捜査関係者への取材でわかった。県警は男性がなんらかの事情を知っているとみて、羽田空港で任意同行を求め、詳しく事情を聴く。
捜査関係者によると、男性と一時交際していた川崎区の岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)が、昨年12月から行方不明になっている。
男性は4月上旬に出国したとみられる。県警は4月30日にストーカー規制法違反容疑でこの住宅を家宅捜索し、床下で一部白骨化した遺体が入ったボストンバッグを発見した。
司法解剖の結果、遺体は若い女性とみられ、死後1カ月以上と推定された。県警は、遺体が岡崎さんの可能性があるとみている。
捜査関係者によると、岡崎さんは昨年6月以降、男性からの暴力などについて県警に複数回、相談していたという。
男性は3日、米国から帰国し、午後1時半ごろ羽田空港のコンコースに姿を見せた。県警の警察官に声をかけられると、付き添われて出口に向かった。グレーの上下ジャージー姿で、帽子と黒縁眼鏡、マスクを身につけていた。報道陣や、周囲とのやりとりはなかった。(稲葉有紗、富永鈴香)
朝日新聞社
|
![]() |