( 288499 )  2025/05/05 04:33:55  
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憲法記念日に東京で開催された「憲法大集会」には、護憲派の立憲民主党の辻元清美代表代行や他の政党代表が登壇。

ウクライナ侵略に関連して、日本が仲介の役割を果たすべきだと強調し、「改憲よりも選択的夫婦別姓や同性婚の実現を優先すべきだ」と述べた。

共産党、れいわ新選組、社民党などからも平和や消費税についての発言があり、憲法9条や護憲へのメッセージが共有された。

(要約)

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護憲派の集会に登壇する立憲民主党の辻元清美代表代行(左端)ら各党の代表者=3日午後、東京都江東区(奥原慎平撮影) 

 

憲法記念日の3日、護憲を掲げる「憲法大集会」が東京・有明防災公園で開かれた。登壇した立憲民主党の辻元清美代表代行はロシアのウクライナ侵略について「憲法9条を持ち『あらゆる紛争を武力で解決しない』と言っている日本こそ仲介の先頭に立つべきだ」と述べ、「石破茂首相がやらないなら、私たちが議員外交でしっかりと務めたい」と強調した。 

 

辻元氏は参院憲法審査会の野党筆頭幹事を務めており、「衆院で一部の政党が自民党を中心に緊急事態条項(の明記)を言っている。衆院でおかしなことになっても、がっちり参院で変な改憲はさせない」と語った。 

 

その上で、改憲論議より選択的夫婦別姓や同性婚の実現を優先させるべきとし、「あらゆる人が愛する人と結婚できて、結婚後の名前を選べるようにすることが、幸せになる人を増やす」と訴えた。 

 

共産党の田村智子委員長は「戦争を無くす道は隷属、窮乏から人民を解放していくことだ。戦争の心配のない東アジアを外交で作る」と声を張った。 

 

れいわ新選組の櫛渕万里共同代表は消費税に言及。「与党の一部まで消費税減税を口にし始めている。『1年間の限定』『特定の品目だけ0』などしょぼい複雑な仕組みを入れるのではなく、消費税廃止だ」と語った。 

 

社民党の大椿裕子副党首は先の大戦で空襲を経験した父の言葉を引用し、「父が最近会うたびに『この国は憲法9条がある。戦争しないとこの国は誓ったのだろう』と泣きながら繰り返す」と述べ、「彼の言葉をしっかり受け止め、皆さんと力を合わせて頑張っていく」と訴えた。(奥原慎平) 

 

 

 
 

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