( 291219 )  2025/05/15 07:06:03  
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みずほ銀行が秋田支店での貸金庫サービスを廃止する。

費用対効果や需要の減少を考慮している。

他の地域の店舗での廃止については今後判断するとしている。

貸金庫サービスの撤退を検討する銀行は増えており、地域金融機関でも同様の動きが見られる。

(要約)

( 291221 )  2025/05/15 07:06:03  
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みずほ銀行 

 

 みずほ銀行は、秋田支店(秋田市)での貸金庫サービスを近く廃止する。設備の維持コストがかさむ一方、需要が減って採算が取れなくなったという。三菱UFJ銀行で昨年11月、元行員が顧客の現金などを盗んだ事件が発覚して以降、メガバンクで貸金庫の取り扱いをやめるのは初となる。 

 

 貸金庫の更新には多額の費用が必要で、セキュリティー対策にも継続的にコストがかかる一方、利用は減少が見込まれる。既に利用者向けに通知を送っており、解約手続きを進める。 

 

 みずほフィナンシャルグループの担当者は、秋田以外の店舗での廃止について、「サービス需要などを拠点ごとに判断していく」と述べるにとどめた。 

 

 費用対効果を考慮し、貸金庫サービスからの撤退を検討する銀行は少なくないが、一部の顧客からは根強い需要が残るという。みずほ銀は今年1月、貸金庫の新規契約の受け付けを停止した。支店の統廃合などに合わせて取り扱いをやめるケースはあるが、営業中の店舗での廃止は珍しい。 

 

 地域金融機関では、北国銀行、金沢信用金庫、四国労働金庫、西京銀行が、貸金庫サービスを廃止する方針を発表している。 

 

 

 
 

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