( 291364 )  2025/05/16 04:41:09  
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国民民主党が元格闘家の須藤元気元参院議員を今夏の参院選比例代表に擁立することが決まり、須藤氏は自身のツイッターで政策に関する意見の整合性について説明した。

原発やワクチンに関する立場の変化や党との合意事項を守る意思を示し、「日本を元気にする」ために全力で取り組むことを表明した。

また、同党代表の玉木雄一郎氏も須藤氏の考え方を支持し、党の方針を強調した。

国民民主党は他にも複数の候補者の比例代表擁立を発表した。

(要約)

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須藤元気氏(2024年10月撮影) 

 

 国民民主党から今夏の参院選比例代表に擁立されることが決まった、元格闘家の須藤元気元参院議員(47)が15日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。これまでのワクチンや原発に対する発信が同党の政策と合致しないのでは、との一部指摘に対して説明する文書を公開した。 

 

 須藤氏は「このたび、国民民主党より全国比例区にて、次期参議院議員選挙への立候補予定者になりました。これまで培ってきた経験を活かし、『日本を元気にする』ため、全力で取り組んでまいります!おす!」と報告。続く投稿で「私の考えと国民民主党の政策の一致について」と題して説明した。 

 

 まず「これまでの、私のワクチンや原子力発電をめぐる発信について『国民民主党の政策や意見と合致しないのではないか』という一部の方からお声をいただいてきました」と指摘があったことを認めたうえで「今回、国民民主党の公認を受けて立候補するにあたり、自ら多くの声に耳を傾け、政策を見直し、再構築しました」とコメントし、それぞれの見解を、以下のように羅列した。 

 

 

 

 1.原発について かつては否定的な立場でしたが、現在はエネルギー安全保障と現実的対応の観点から「安全性を確保した上での活用」は必要と考えています。 

 

 2.ワクチンなど医療分野について 「副反応への懸念」を発信していましたが、ワクチンの重症化予防効果等を含めて科学的根拠を否定する立場ではありません。党の「科学的知見と透明性重視」の方針に従います。 

 

 須藤氏はその上で「その決意の証として、国民民主党から提示された確認書にサインして、党に提出しました。党として決定した事項に反する行動は取りません。誰もが将来の不安なく、自分の夢を追い求められる日本にしたい、という思いは全く変わりません。積極財政で、手取りを増やす。その結果、国民生活を守り、日本を元気にする。この決意を胸に、今日から国民民主党の一員として、取り組んでいきます」とした。 

 

 同党の玉木雄一郎代表も、須藤氏の投稿を引用する形で「須藤元気さんにも確認書に署名してもらいました。国民民主党は、『対決より解決』の姿勢で、科学的根拠と事実に基づく政策を進めますと報告し、候補者に対し、党の合意事項に反する行動を取った場合は公認内定取り消しなどを受け入れ、離党の場合は議席を返上することなどを求めた「確認書」をあらめて公開。その上で「須藤元気さんには、手取りを増やす経済政策を進める力になってもらいたいし、文化・スポーツ・エンタメなど新しい日本の魅力を海外や次世代に伝えてもらいたい」と期待を込めた。 

 

 須藤氏は昨年の衆院選東京15区に無所属で出馬し、僅差で敗れた。同党は14日、他にも日本維新の会に所属していた足立康史元衆院議員(59)、2021年衆院選に立候補せず弁護士として活動してきた山尾志桜里元衆院議員(50=菅野姓から変更)、みんなの党や自民党に所属した薬師寺道代元参院議員(61)の比例代表への擁立を発表した。 

 

 

 
 

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