( 291419 )  2025/05/16 05:42:38  
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3つの大手メガバンクグループが2025年3月期の決算を発表し、純利益が過去最高となったことが報じられた。

この好業績の要因として、国内の金利上昇や企業への貸し出しの増加、政策保有株の売却などが挙げられている。

3社とも26年3月期も過去最高益が見込まれるが、トランプ政権の関税政策が影響を与える可能性もある。

(要約)

( 291421 )  2025/05/16 05:42:38  
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3メガバンクの看板=東京都内 

 

 3メガバンクグループの2025年3月期決算が15日、出そろった。最終的なもうけを示す純利益は3社とも過去最高となり、合計で前年比25.3%増の3兆9263億円になった。金利上昇に伴う「利ざや」の拡大や、企業への貸出金の伸び、政策保有株の売却が追い風となった。3社は26年3月期も過去最高益を見込むが、トランプ米政権の関税政策が影を落とす。 

 

 好業績の大きな要因は国内の金利上昇だ。日本銀行は昨年3月にマイナス金利を解除し、同年7月と今年1月に追加利上げを決定。銀行にとって収益の柱となる、預金金利と貸出金利の差(利ざや)が広がった。 

 

 大企業を中心にお金を借りる意欲は引き続き強く、貸出金の増加も利益を押し上げた。欧米など海外での貸し出しも堅調だった。取引先との関係維持で保有していた政策保有株の売却も、増益の一因となった。 

 

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の純利益は前年比25.0%増の1兆8629億円だった。三井住友FGは22.3%増の1兆1779億円で、02年の発足以来、初めて1兆円を超えた。みずほFGは同30.4%増の8854億円だった。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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