( 291474 )  2025/05/16 06:48:23  
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JA全中の山野徹会長は、日米関税交渉を担当する赤沢亮正経済再生相を訪れ、日本の農畜産物への影響を心配しました。

要望書では、日米貿易協定を超える譲歩はしないよう求められ、特にコメに関しては輸入拡大を防ぐよう強調されました。

コメの価格高騰について、政府が輸入増に検討中と報道されている中、山野氏は食料安全保障を考慮し、生産現場の不安と混乱を指摘しました。

(要約)

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日米関税交渉を担当する赤沢亮正経済再生相(中央)に要望書を手渡す全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長(右)=2025年5月15日、東京都千代田区、多鹿ちなみ撮影 

 

 全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長らが15日、日米関税交渉を担当する赤沢亮正経済再生相を訪れ、日本の農畜産物に影響が出ないよう訴えた。米側に一方的に譲歩しないよう求めるもので、とくにコメに関しては「大きな禍根を残す」として、輸入拡大にクギをさした。 

 

 JA全中が提出した要望書では、2020年に発効した日米貿易協定を超える譲歩は一切行わない▽動植物検疫の見直しなど食品の安全・安心を損なう交渉は一切行わない――ことなどを求めた。 

 

 価格高騰が続くコメについては、政府内で輸入を増やす可能性が取りざたされている。要望書で「安易な考えは将来の食料安全保障の確保に大きな禍根を残す」と強調したうえで、山野氏は「コメの輸入拡大など連日様々な報道がなされ、生産現場に大きな不安と混乱が広がっている。毅然(きぜん)とした対応をお願いしたい」と要請した。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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