( 291694 )  2025/05/17 06:02:15  
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埼玉県内の政府備蓄米を保管している倉庫について、農林水産省が2月に放出された政府備蓄米の流通段階での経費と利益に関する分析結果を発表した。

卸売業者は60キロ当たりで経費と利益を合わせて7593円を上乗せしており、これは前年より最大3.4倍に上昇していた。

卸売業者は物流コストや人件費の上昇を挙げ、適正価格で販売していると説明している。

備蓄米は3月17日から4月13日に流通し、卸売業者は60キロの玄米を平均2万2207円で仕入れ、小売や外食業者に2万9800円で販売していた。

集荷業者の経費と利益は961円で、これは前年の最大2400円に比べて低かった。

卸売業者の上乗せ額が集荷業者よりも大きいのは、精米や袋詰めといった作業工程が多いことが要因となっている。

(要約)

( 291696 )  2025/05/17 06:02:15  
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政府備蓄米を保管している倉庫=2月、埼玉県内 

 

 農林水産省は16日、放出した政府備蓄米の流通段階での経費と利益の分析結果を発表した。卸売業者は60キロ当たりで経費と利益を合わせて7593円を上乗せしており、2022年産調査と比べて最大3.4倍となった。ある卸売業者は「物流コストや人件費も上昇している。適正価格で販売している」と説明した。 

 

 3月17日~4月13日に流通した備蓄米が対象。卸売業者は玄米60キロを平均2万2207円(税抜き)で仕入れ、小売り・外食事業者に2万9800円で販売していた。販売価格は精米を玄米に換算した金額。差し引きした、経費と利益に当たる分は22年産の調査では2206~4689円だったという。 

 

 同様に集荷業者の経費と利益を算出すると、備蓄米で961円。22年産は最大2400円だった。卸売業者の上乗せ額が集荷業者に比べて大きいのは、精米や袋詰めなど作業工程が多いことが影響している。 

 

 

 
 

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