( 292337 ) 2025/05/20 04:54:59 0 00 小林鷹之氏(2024年8月撮影)
「コバホーク」の異名で知られる自民党の小林鷹之前経済安保相(50)が19日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。天皇制に関する一部報道に私見を示した。
小林氏は、読売新聞が15日に掲載した、母方のみが天皇の血筋を引く「女系天皇」の可能性を排除せずに検討することを提言した記事を引用。「皇統の存続を最優先に」「象徴天皇制維持すべき」「女性宮家の創設を」「夫・子も皇族に」の4点を柱にした記事に対して、小林氏は「女系天皇などありえない」と一言で私見を示した。
この提言記事をめぐっては、同じ自民党の松本尚(ひさし)衆院議員(62)も「読売新聞がこのような記事と社説を載せるとは驚きました。旧皇族の男系男子の養子案を進めるべきだし、女性皇族の夫子は皇族にしてはいけないでしょう」などと持論を展開している。また、国民民主党が今夏参院選に擁立した山尾志桜里元衆院議員(50)は「説得力の厚みに敬服」と提言に賛意を示した。これに対して、同党の榛葉賀津也幹事長(58)は「それぞれの候補者、個人がいろいろな考えをもって発信するのは、自由だと思う」とした上で「ただ私の考え方とは違う」とクギをさし、同じく同党から参院選に擁立される足立康史元衆院議員(59)も異論を示すなど、反響が相次いでいる。
小林氏は、自民党が民主党から政権を奪還した2012年衆院選で初当選し4期目。実務能力の高さに評価が高く、2021年10月には、岸田内閣の内閣改造で新設された経済安全保障相で初入閣すると、昨年9月の総裁選ではいち早く出馬を表明し注目され、将来の首相候補との声もある。
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