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農林水産大臣の江藤拓氏は、自身の発言に対する釈明のために20日の参院農林水産委員会で説明を行った。

18日の講演での「家の食品庫には売るほどある」という発言について、宮崎弁的な言い回しと釈明し、庶民感覚がない発言だったことを謝罪した。

社会に対して責任を果たす姿勢を示し、進退についても自身の判断で辞任することもあるが、首相や官房長官からの要請に応えて最後まで責任を果たす考えを改めて示した。

(要約)

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閣議後記者会見で発言への批判をSNSで朝方までチェックしていたと語る江藤拓農相=東京都千代田区の農林水産省で2025年5月20日午前9時37分、中津川甫撮影 

 

 江藤拓農相は20日の参院農林水産委員会で、「コメを買ったことはない。支援者の方々がたくさんくださるんですね。売るほどある」などとした自身の発言への釈明に追われた。「言い訳はしたくないが、(出身地の)宮崎ではたくさんいただくと『売るほどある』とよく言う。宮崎弁的な言い方でもあった」などと語った。「全くピント外れだった。庶民感覚はないと断じられるような発言をしてしまったことは恥ずかしい」と述べ、重ねて陳謝した。 

 

 江藤氏は18日の佐賀市での講演で「私もコメを買ったことはありません。支援者の方々がたくさんくださるんですね。まさに売るほどあります、私の家の食品庫には」と発言した。 

 

 しかし、20日の農水委では「我が家の食品庫は2畳の広さしかないので、そこに山積みにできるはずがない」と説明した。 

 

 また江藤氏は進退について「自分の判断で職を去ることも一つの決断だろうと思うが、石破茂首相と林芳正官房長官から『最後まで責任を果たせ』と言われた以上、苦しくとも、どんな批判を浴びても、歯を食いしばって最後までやり遂げるのが私の今やるべきことだ」と述べ、続投の意向を改めて示した。「備蓄米放出を決断したのは私で、期待された結果が出なかった場合には責任を取りたいと、1カ月前に首相に話をした。覚悟を持ってやっている」とも強調した。【竹内望】 

 

 

 
 

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