高級中華料理店「聘珍樓」の運営会社と関連会社が東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。負債額は合計で32億3800万円で、1884年に横浜市で創業され、16年に香港のファンドが引き継いだ。コロナ禍で業績が悪化し、資金繰りが困難になった。(要約)
聘珍樓の看板
帝国データバンクは21日、高級中華料理店「聘珍樓」の運営会社と関連会社の2社が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたと明らかにした。
2024年3月末時点の負債額は両社合計で32億3800万円。
聘珍樓は1884年に横浜市で創業。16年に香港のファンドが事業を引き継ぎ、東京と大阪、北九州市で4店舗を運営していた。ただ、コロナ禍で落ち込んだ業績が回復せず、債務超過に陥って資金繰りが悪化した。