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江藤農水大臣が「米は買ったことがない」という発言を巡って批判され、石破総理に辞表を提出し受理された。

後任に小泉進次郎氏が指名された。

釈明が失敗に終わった20日、江藤大臣の対応が批判されたが、前日の行動や政治姿勢には評価があった。

このような状況で台本や準備を怠った理由について千々岩記者は疑問視している。

(要約)

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江藤大臣 

 

「米は買ったことがない」などと発言し、批判を受けた江藤農水大臣が石破総理に対して辞表を提出し、受理された。21日、後任には小泉進次郎氏が指名された。 

 

 時系列としては、18日の講演で江藤大臣が「コメを買ったことがない」と発言し憤りの声が寄せられる。その後、20日に「言い訳はしたくないが、(出身地の)宮崎ではたくさんいただくと『売るほどある』とよく言う。宮崎弁的な言い方でもあった」と釈明したものの強い反発を受けた。そして、21日に“更迭”となった。 

 

 農水大臣交代の舞台裏についてテレビ朝日政治部官邸キャップの千々岩森生記者に聞いた。 

 

“失敗”に終わった20日の釈明について千々岩記者は「釈明会見は、それがいいか悪いかは別として、基本的にはあまり喋らない。とにかく『申し訳ない』と。全面的に撤回して『とにかく自分の仕事に邁進します』と。普通なら『私は米の値段を下げなければならない。それに邁進します』と頭を下げて終わるところを『宮崎弁的』と言うなど、謝罪の会見にしては相当喋った。それは当然、世論を“逆撫で”するし、ツッコミどころ満載になった。もっと言うと、21日の朝、総理官邸で辞表を提出して、辞任が決まった後、エントランスに出てきた際もかなりの時間喋った。『けっこう未練があるな』と感じさせた」と説明。 

 

 なぜ釈明するにあたって台本など、“完璧な準備”をしなかったのだろうか? 

 

 千々岩記者は「正直わからない。普通は18日に問題が発覚した以降はピシッと作って、答弁内容を外さずにやるのがダメージコントロールだ。フォローするわけではないが江藤大臣はこれまでの農林水産委員会、国会における野党からの評判は悪くない。聞かれたことをわざとはぐらかしたり、ほとんど答えなかったりせずにちゃんと答える。しっかり尺を取って答えるスタイルが野党から一定の評価をされていた。おそらくそれが謝罪の段になって逆作用しているのでは」と分析した。 

(ABEMA/ニュース解説) 

 

ABEMA TIMES編集部 

 

 

 
 

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