( 293585 )  2025/05/24 06:06:06  
00

総務省が発表した2021年4月の全国消費者物価指数によると、生鮮食品を除いた総合指数が前年同月比で3.5%上昇し、44カ月連続でプラスとなった。

特に米類が98.4%上昇し、食料品全体も7.0%上昇しており、相次ぐ値上げが物価を押し上げている。

原材料価格や物流費の高騰により、酒類や鶏卵、日用品、家賃など幅広い分野で値上げが広がり、指数の伸びが加速している。

(要約)

( 293587 )  2025/05/24 06:06:06  
00

東京都内のスーパーで買い物する人たち(資料写真、EPA時事) 

 

 総務省が23日発表した4月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が110.9と、前年同月比3.5%上昇した。 

 

 プラスは44カ月連続で、23年1月(4.2%上昇)以来、2年3カ月ぶりの高い伸び率となった。歴史的な高騰が続いた米類は98.4%上昇と、7カ月連続で過去最大の上昇幅を更新。相次ぐ食料品の値上げも物価を押し上げた。 

 

 生鮮食品を除く食料は7.0%上昇と9カ月連続のプラス。政府が価格抑制を狙って備蓄米を放出したが、効果は十分に波及せず、高止まりが続いている。コメに関連した品目では、おにぎりが18.1%、すし(外食)が5.0%上昇。チョコレートは31.0%、コーヒー豆は24.8%上昇した。 

 

 原材料価格や物流費の高騰を受け、酒類や鶏卵、日用品、家賃を含む幅広い分野で値上げの動きが広がり、指数の伸びが加速した。  

 

 

 
 

IMAGE