( 294015 )  2025/05/26 04:18:27  
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マッチングアプリを通じた出会いは今や結婚に至る最大のきっかけであり、結婚した既婚者の25.1%がこのアプリで出会ったことがわかった。

しかし、既婚者が独身と偽りトラブルが増えており、悪質な行為が裁判に発展している。

このようなケースでは高額な慰謝料が支払われることもある。

マッチングアプリに関する相談件数も増加しており、結婚詐欺や既婚者とのトラブルが報告されている。

(要約)

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 結婚相手を探す手段として多くの人が利用する「マッチングアプリ」。だが、既婚者が独身だと偽り、裁判に発展するケースが相次いでいる。悪質性が高いと判断された既婚男性に、高額の慰謝料支払いが命じられたケースもある。 

 

 アプリを通じた出会いは、いまや結婚に至る最大のきっかけだ。 

 

 こども家庭庁が2024年に実施した調査では、直近5年間に結婚した既婚者2千人が配偶者と出会ったきっかけは、「マッチングアプリ」が25.1%で最多だった。「職場や仕事関係」の20.5%、学校9.9%を上回っている。 

 

 同時にトラブルも増えている。 

 

 東京都消費生活総合センターによると、マッチングアプリに関する2024年度の相談件数は809件。ピークは21年度の1099件だが、19年の80件に比べると依然として多い。 

 

 内容は、結婚詐欺などお金をめぐる相談が多いものの、「相手に既婚者と偽られた」といったトラブルもあるという。 

 

 既婚者がアプリで独身と偽って裁判を起こされた場合、「性交渉の相手を自分で決める権利(貞操権)を侵害した」と認定され、賠償を命じられることがある。 

 

 東京地裁は4月、独身とうそをついて女性と交際していた既婚男性に、88万円の賠償を命じる判決を出した。 

 

 21年に言い渡された東京地裁の別の判決では、既婚であることを隠したまま交際相手に妊娠・出産させた男性に、慰謝料200万円の支払いが命じられた。(黒田早織) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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