( 294497 ) 2025/05/28 04:06:41 0 00 奈良地裁に入る山上徹也被告を乗せたとみられる車=奈良市の奈良地裁で2025年5月27日午前9時29分、田辺泰裕撮影(画像の一部を加工しています)
奈良市で2022年7月に起きた安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人などの罪に問われている山上徹也被告(44)の第7回公判前整理手続きが27日、奈良地裁で開かれた。初公判の日程は決まらず、弁護団は「少なくとも今秋以降になる」との見方を示した。
関係者によると、手続きには裁判官、検察官、弁護団の3者に加え、第5、6回は欠席した山上被告も出席。証拠や争点を整理し、約1時間で終わった。山上被告は発言しなかったが、メモを取りながら真剣に議論を聞いていたという。
弁護団によると、現在は3者で審理計画を立てている最中で、手続きは今後も続く見通し。山上被告とは定期的に接見し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令が話題に上がったこともあるという。公判に向けて宗教学者と協力していることを明らかにした上で「証人や証拠を公判でどう調べてもらうかが重要。引き続きやるべきことをやっていく」と話した。
次回の手続きの日程は決まっていない。【田辺泰裕、喜多瑞輝】
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