( 294695 )  2025/05/28 07:49:48  
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兵庫県の斎藤知事が私的情報漏えい問題での処分を検討しており、第三者委員会が元総務部長による漏えいを認定した。

斎藤知事は指示を否定し、情報漏えいについて謝罪し、給与カットなどの処分も考えていると述べた。

元総務部長は漏らしたことを認め、知事と元副知事の指示に基づいて行ったと説明した。

斎藤知事は辞職を否定し、県政を前に進めることが大事だとしている。

(要約)

( 294697 )  2025/05/28 07:49:48  
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MBSニュース 

 

 兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発した元県民局長の私的情報が漏えいした問題で、県の第三者委員会が元総務部長による漏えいを認定し、「知事らの指示のもとに行われた可能性が高い」と指摘しました。第三者委の結果を受け、斎藤知事は自身への処分を検討しているとする一方で、「漏えいの指示はしていない」と述べ、「県政を前に進めることが大事」として、辞職を否定しました。 

 

 (斎藤知事)「私が漏洩に対しての指示をしたという指摘もあるが、私としては漏洩に関する指示はしてないという認識に変わりはありません。指示をしたという認識はまったくありません」 

 

 このように述べた斎藤知事。情報の漏えいが起きた点について、謝罪した上で、自身への処分も検討していると述べました。 

 

 (斎藤知事)「情報の漏えい自体が発生したことをふまえて、私も組織の長として、深くお詫び申し上げます。自身の処分も検討したいと考えております。給与のカットも含めて考えていくということですから、自らの責任も受け止めて、信頼回復につとめたい」 

 

 そして、自身への進退について記者から問われると、次のように述べ辞職を否定しました。 

 

 (斎藤知事)「私の責任のとり方としては、県民のみなさんに対して県政を前に進めることが大事な役割だと思います」 

 

 兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発した元県民局長の公用パソコンにあった私的情報が漏えいした問題。 

 

 経緯を調査してきた県の第三者委員会は、元総務部長で知事の側近とされた井ノ本知明氏が、合わせて3人の県議に対して、去年4月に相次いで元県民局長の私的情報を印刷した資料を見せるなどして漏えいしたと認定しました。 

 

 元総務部長は当初、第三者委員会に対して漏えいを否定していましたが、今年2月になって弁明書を提出、県議3人と面会し口頭で私的情報を漏らしたと認めたということです。また、漏えいは斎藤知事と片山元副知事の指示に基づき行ったと説明したということです。 

 

 第三者委員会は報告書の中で、「知事及び元副知事の指示のもとに行われた可能性が高い」などとも指摘しました。 

 

 

 
 

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