( 295021 )  2025/05/30 03:38:17  
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国民民主党の玉木雄一郎代表が国会で、備蓄米を「1年たったら動物の餌」と発言したことが批判を浴びている。

玉木代表は後日、自身のX(旧ツイッター)で釈明し、「備蓄米は5年持ち越し分が家畜の飼料として放出される仕組みで、今回の備蓄米は1年後に家畜の餌として出す予定だった」と説明した。

玉木代表は備蓄米の政策改革を主張し、石破総理の3,000円台の価格実現に対する疑問を述べた。

(要約)

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玉木雄一郎代表 

 

 国民民主党の玉木雄一郎代表が国会で備蓄米を「1年たったら動物の餌」と発言したことが物議を醸している。SNS上では不適切な発言として批判の声が上がり、自身もX(旧ツイッター)で釈明に追われた。 

 

 玉木代表は28日の衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農相がコメの価格高騰対策として随意契約での備蓄米放出に取り組んでいることに「スーパーに出すと言っておられるお米も、あと1年たったら実は餌米で出す予定だったんですよ。1年たったら動物の餌になるようなものを『安く売ります』ったってそりゃ安く出ますよ」と発言した。 

 

 発言に対し、Xでは「備蓄米に対して『動物の餌』はさすがに農家に失礼」「国が命守るために備えてる米を『餌』とか、どの口が言ってんだよマジで」「急時に国民が食べるお米だ。それを動物の餌などと言いのけるのは国民に対して失礼だ。先の農林大臣が失言で辞職した以上の暴言だ」など批判が相次いでいる。 

 

 玉木代表は28日、自身のXに「私の『備蓄米は1年で家畜のエサ米になる』との発言について誤解があるようなので補足します」と投稿。「現在の備蓄米制度は『棚上備蓄』という方式を取っており、主食用米として使用しなければ、5年持ち越し分は家畜のエサとして(飼料用米として)放出されることになっています」と前置きした上で「ですから今回、中小スーパーに出す2021年産の備蓄米は、何もなければあと1年で飼料用米として安く売り出す予定のものでした」と説明した。 

 

 「私が言いたかったのな、こうした元々安いお米を安く市場に出すのもいいが、やはり消費者からすれば、いつも食べていたササニシキやコシヒカリなどの値段がもっと手頃な水準になってほしいはず」とし「備蓄米を放出するだけでは、こうした銘柄米の価格は下がらず、石破総理の言った3,000円台の実現は難しいのではないか。この点について小泉大臣の認識を聞いたわけです」と釈明。「備蓄米をどうするかといった短期の政策ではなく、コメ政策の抜本改革こそ求められています」と主張した。 

 

 それでも、29日放送のフジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」でMCを務める俳優の谷原章介(52)は「備蓄米は何か災害が起こったときに、人間が食べられているように取って置いているコメ」と指摘。「人間が食べる用のお米ですから、そういう発言は残念だなと思います」と話した。 

 

中日スポーツ 

 

 

 
 

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