( 295096 )  2025/05/30 05:05:24  
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政府備蓄米に関する大手コンビニエンスストア3社が随意契約への申請が受理されなかったことを明かした。

条件を満たさなかったためとされるが、各社は再申請する予定。

ファミリーマートは入手時期の遅れを理由に6月中の販売を目指す。

セブンイレブン・ジャパンは店頭販売時の備蓄米について検討中。

ローソンは再開された際に参加予定。

(要約)

( 295098 )  2025/05/30 05:05:24  
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穂を垂らした収穫前の稲=福岡市内で2024年9月18日、平川昌範撮影 

 

 政府備蓄米を巡り、大手コンビニエンスストア3社は29日、いずれも随意契約への申請が受理されなかったことを明かした。「コメの取扱量が年間1万トン以上」との条件を満たさなかったためとみられる。各社は30日以降に再申請する見込み。 

 

 「弁当や冷凍食品などの『中食』用のコメも含めれば、年間1万トン以上いくのに……」。あるコンビニ大手関係者は、申請が受理されなかったことを残念がった。 

 

 ファミリーマートは、27日に3000トンの仕入れを求めたものの、農林水産省が同日中に受け付けを一時休止。大手小売り各社からの申請量が放出予定の20万トンに到達したためだ。 

 

 ファミマは1キロ432円で6月上旬以降に販売開始する方針だったが、備蓄米の入手時期が遅れるため「6月中の販売を目指す」として、30日にも再申請する予定だという。 

 

 セブン―イレブン・ジャパンも落選。農水省から「要件を満たしておらず対象外」と連絡があったという。セブンは「スーパーとは違うニーズがある」(担当者)として、店頭販売時の備蓄米の分量や価格などを検討している。 

 

 ローソンは、農水省が受け付けを一時休止した後に申し込み、受理されなかった。30日、中小事業者などを対象に受け付けが再開された際に参加する予定。【佐久間一輝、鴨田玲奈】 

 

 

 
 

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