( 295541 )  2025/06/01 03:05:20  
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政府備蓄米が随意契約により小売店で販売され、アイリスオーヤマの2店舗で160袋が販売された。

購入客らは未明から行列を作り、販売開始が予定よりも前倒しとなった。

1人1袋の制限があり、雨天の中でも多くの人が整理券を求めていた。

公務員の男性は子供達のために購入し、販売開始後、整理券を持った人々が次々に購入した。

(要約)

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販売が始まった政府備蓄米を手にする購入客ら=千葉県松戸市で2025年5月31日午前9時1分、西夏生撮影 

 

 随意契約による政府備蓄米が31日、小売店の店頭で発売された。生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は、系列のホームセンター2店舗で、5キロ(2160円)の計160袋を販売した。店舗では未明から並ぶ「徹夜組」も出て、長い行列ができた。 

 

 店頭では6月2日の販売開始を予定していたが、精米などの出荷作業が計画より順調に進んだことから前倒しした。購入を表明してから、わずか5日で備蓄米を消費者の元に届けた。 

 

 店頭で販売したのは、グループ会社のホームセンター「ダイシン幸町店」(仙台市宮城野区)と「ユニディ松戸ときわ平店」(千葉県松戸市)。購入は1人1袋に制限した。 

 

 95袋が用意されたダイシン幸町店では、雨天にもかかわらず、午前7時半時点で約250人が整理券を求めて行列を作った。 

 

 午前0時ごろに一番乗りした公務員の男性(49)は「食べ盛りの子どもがいるので、ありがたい。5キロで4000円や5000円は高すぎる」と話した。午前9時に販売が始まると、整理券を持った人たちが次々に備蓄米を受け取った。 

 

 アイリスオーヤマの担当者は「一日でも早く消費者の元へ届けたいと、社内で調整を重ねた」と話した。この日は買えない人も多くいたが、取り扱う店舗を今後拡大していく。【山中宏之】 

 

 

 
 

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