( 295716 )  2025/06/01 06:33:55  
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トランプ米大統領は中国との関税交渉で、習近平国家主席との直接対話に意欲を示し、中国の不履行を批判しながらも問題解決を願っていると述べた。

中国は米国が報道された通り、レアアースの輸出再開を遅らせたことで合意が崩壊の危機に直面している。

背景には、米国が華為技術製の半導体に関する警告に対する中国の反発があるとされる。

(要約)

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習近平氏とトランプ氏=ロイター 

 

 【ニューヨーク=小林泰裕】トランプ米大統領は30日、中国との関税交渉をめぐり、習近平(シージンピン)国家主席との協議に意欲を示した。交渉に具体的な進展がみられない中、両首脳の直接対話を通じて打開を図る狙いがある。 

 

 トランプ氏は30日の記者会見で「中国は我々と結んだ合意の中でも非常に重要な部分に違反した」と中国を強く非難した。その一方で「習氏と話すつもりだ。うまく解決できることを願っている」と述べた。 

 

 米中両国は12日、互いに追加関税を115%引き下げることで合意し、14日から90日間は一部関税を停止して閣僚級や実務レベルの協議を進める方針を示していた。だが、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは30日、中国がレアアース(希土類)の輸出再開を意図的に遅らせたとして米国側が強く反発し、12日の合意が破綻の危機に直面していると報じた。中国によるレアアースの輸出再開は、米中が90日間の関税措置を停止する前提となっていた。 

 

 中国の姿勢の背景には、米国が5月、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)製のAI(人工知能)向け半導体を使用しないよう、米国内外の企業に警告を発したことへの反発があるとされる。 

 

 

 
 

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