( 296846 )  2025/06/06 04:06:46  
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埼玉県の大野元裕知事は、埼玉県八潮市で発生した県道の陥没事故について、復旧にかかる費用が300億円規模になる見通しであることを記者会見で説明した。

その対応として2025年度の6月補正予算案には41億円が盛り込まれ、うち復旧関連が39億円で総額187億円の復旧費が計上された。

大野知事は国に働きかけを続け、住民の負担軽減に努める考えを示した。

なお、39億円の内訳は、下水道管の復旧工事が7億円、悪臭や騒音対策が13億円、下水処理施設の復旧が15億円、周辺事業者への補償が4億円などで、県は25年以内に下水道管、同年度内に道路の復旧を目指している。

(要約)

( 296848 )  2025/06/06 04:06:46  
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補正予算案について記者会見で説明する埼玉県の大野元裕知事=5日午後、さいたま市 

 

 埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故を巡り、大野元裕知事は5日、定例記者会見で、復旧にかかる費用が「300億円規模になるのではないか」との見通しを示した。事故対応のため、41億円を盛り込んだ2025年度の6月補正予算案も発表。うち復旧関連が39億円を占め、計上した復旧費は総額187億円となった。 

 

 大野氏は会見で「引き続き国に働きかけをし、可能な限り住民の負担を軽減できるよう努めたい」と述べた。 

 

 県によると、39億円の内訳は、下水道管の復旧工事が7億円、悪臭や騒音対策が13億円。陥没地点の下流にあり、土砂が流れ込んだ下水処理施設の復旧に15億円、工事で休業を余儀なくされた周辺事業者への補償などに4億円を見込んだ。県は下水道管を25年内、道路を同年度内に復旧させる目標を掲げている。 

 

 陥没事故は1月28日に発生。5月2日、県警などが下水道管内を捜索し、男性運転手(74)=千葉県八街市=の遺体を発見、地上に搬出した。 

 

 

 
 

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