( 296966 )  2025/06/06 06:19:13  
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政府はコメの高騰に対処するため新たな対応策を検討しており、今回のコメ価格の要因や対応策の検証を行い、石破総理が会議を開催。

農水省の誤りも認められ、コメの生産量が需要を下回っていることが指摘されている。

気候変動による生産影響や減反政策の見直しも提案されており、小泉大臣は増産に向けた措置を取ることができるか議論されている。

(要約)

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政府もコメの高騰について新たな一手を打ち出しました。 

 

コメの高騰をおさえられるのか?政権の命運をかけた会議が、先ほど官邸で行われました。 

 

石破総理 

「まずは今般のコメの価格高騰の要因や対応の検証をおこなうこと。その上で、その検証を踏まえた短期と中長期の対応策を検討することを進めて下さい」 

 

目的は、なぜコメが高騰したのか、その原因究明です。 

 

今週、小泉大臣は農水省の「誤り」を一部認めました。 

 

小泉進次郎 農水大臣 

「今まで見立てを誤ったことも事実。新米が出てくれば大丈夫だと言って大丈夫じゃなかったわけです」 

 

去年8月、スーパーの棚からコメが消え『令和のコメ騒動』に。ただ、当時の大臣は… 

 

坂本哲志 農水大臣(当時・去年9月) 

「新米が順次供給され、円滑なコメの流通が進めば、需給バランスの中でも一定の価格水準に落ち着いてくる」 

 

新米が出回れば価格は下がるとして、備蓄米の放出に否定的でした。 

 

しかし、その後も価格は上がり続け、年明けには5キロ4000円を突破。それでも… 

 

江藤拓 農水大臣(当時・今年1月) 

「コメはある。やはりどこかにスタック(停滞)していると考えざるを得ない」 

 

コメはあるが、誰かが転売目的で抱えているなどと主張。 

 

2月に備蓄米の放出を決めたものの、価格は下がりませんでした。 

 

卸売会社は農水省の認識を改めるべきだと話します。 

 

ギフライス 恩田喜弘 代表取締役 

「コメの生産量が全然少なかったのだろうと。需要量が増え、生産量が減って、需要と供給のバランスが大きく崩れたのが要因」 

 

実際、コメの生産量は21年から3年連続で需要を下回りました。特に猛暑の影響を受けた23年は40万トンの不足でした。 

 

気候変動で生産量を需要ギリギリに抑える政策にほころびが生じ、コメが高騰したのではないかと話します。農家からも… 

 

夢田ファーム 海老澤信之さん 

「まずは国の減反制度を見直すべきだと思います。減反やることによって、農家さんだって泣かされてきました」 

 

コメの生産を減らしていく減反政策は見直すべきだと話します。 

 

コメが不足しているとの指摘が相次ぐ中、小泉大臣は増産に舵を切ることはできるのでしょうか? 

 

TBSテレビ 

 

 

 
 

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