( 297033 ) 2025/06/06 07:26:07 0 00 熊本放送
女性2人を飲酒運転ではねて死傷させたとして、一審で懲役12年の判決を受けた男が控訴しました。
6月5日に控訴したのは、熊本市中央区島崎の元ホスト・松本岳(まつもと たける)被告(24)です。
松本被告は2024年6月15日、熊本市中央区細工町(さいくまち)の県道で、軽乗用車を飲酒運転し、トラックに追突したあと、その発覚を免れようと「後ろ向きで」約350メートル逆走して、歩道に乗り上げました。
そして、信号待ちをしていた熊本市職員の横田千尋(よこた・ちひろ)さん(当時27)をはねて死亡させ、一緒にいた横田さんの友人にもけがをさせたとして、危険運転致死傷の罪などに問われていました。
一審では危険運転致死傷罪が成立するかがひとつの争点でしたが、熊本地裁はそれを認め、5月27日に検察の求刑通り懲役12年の判決を言い渡していました。
今回の控訴で、今後、福岡高等裁判所で審理が続くことになります。
亡くなった横田千尋さんの父・邦祐(くにひろ)さんは、控訴に対し「怒りしかない。なんの反省も感じない。せめて誠意を見せてほしかった」と話しています。
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