( 297331 )  2025/06/08 03:21:03  
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小泉進次郎農水大臣が堀江貴文氏のYouTubeチャンネルに出演し、お米の高騰問題について緊急対談を行った。

進次郎大臣は、物価と賃金の上昇は一般的だが、食料品の中で特にお米の値上がりが異常で、その原因を解明する必要があると述べた。

インバウンドが一因とされるが、それだけではないとし、お米の価格上昇について詳細に説明した。

随意契約による売却は高騰状態を抑制するための一環であり、環境を整えて価格を安定させる必要があると説明した。

(要約)

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 小泉進次郎氏 

 

 小泉進次郎農水大臣が、堀江貴文氏のYouTubeチャンネルに出演し、お米の高騰問題について緊急対談した動画が6日公開された。撮影日は5月31日。突然の大臣就任や、随意契約による備蓄米売却に至る経緯などを語った。 

 

 1時間の対談の中で堀江氏が「なんでこんなに米価があがってるんですか?」と単刀直入に聞くと、進次郎大臣は「今すごい色んなところで犯人探しみたいになってますよね。なんでこんなことが起きたんだ。令和の米騒動と言われる、その原因の特定は色んな説があります」と語った。 

 

 前提として、「日本の物価と賃金もあがっている。じわじわと上昇すること自体は普通」だが「いま日本の物価の中で特に食料品は異常。その中でもお米はいきなり2~2・5倍に極端に上がっている」と指摘した。 

 

 堀江氏がインバウンドが一因説を聞くと、進次郎大臣は「インバウンドだけの消費量は4~5万トン。そんなに大きくはないので、そこだけに原因を求めるのは違う」とした。 

 

 「どれか1つ、これが原因だということではないかもしれないけど、今のところ、どう見ているかというと」と切り出した。 

 

 「生産量は昨年と比べてもお米は増えてる。増えてるんだけど、どこが減ったかというと全農という最大の集荷業者への農業現場からの流れが減った。全農が今まで集めていたお米がどこに流れたかというと、実はスポット市場みたいなところで、全農以外のところに多く流れてそこの価格が上がっている。結果、店頭のスーパーなどの小売価格が上がる」 

 

 安価な随意契約による売却は、5キロ4000円超の高騰状態を抑制するため、2000円備蓄米で落ち着かせる作用を与えるのが目的と説明した。 

 

 「この中で抱えてるという人もいて、抱えている人は高く買っているので、安く出さないですよね。だからその人たちも出してもらうような、環境を作っていかないといけない。断固たるメッセージを、絶対この価格のまま放置するわけにはいかないと」 

 

 堀江氏が「値上がり待ってても仕方ないよと」と応じると、「と、思ってもらわないと、マーケットが変わらない。これは安くなるぞとマインドを変える」と述べた。 

 

 一方で、他に家庭備蓄などの要因も聞かれると「あると思います」とした。 

 

 現状を「ようやく動きが出てきて、過半数以上がお米の値段が下がると思うと答えた世論調査があり、世論がお米が下がると思い始めてくれた。すごく有難い」と語った。 

 

 

 
 

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