( 297401 )  2025/06/08 04:43:19  
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小泉進次郎農水大臣は、お米の価格高騰問題について衆院農林水産委員会で質疑に答え、お米価格4000円の状況が続くと1兆4000億円の支出増をもたらし、家計に影響が出ると警告した。

現在の急な価格上昇は異常と指摘し、出口戦略を検討するには早すぎると述べた。

また、2000円の備蓄米を使って市場を落ち着かせる考えを示し、生産者にも理解を求める考えを示した。

(要約)

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 小泉進次郎氏 

 

 小泉進次郎農水大臣が5日の衆院農林水産委員会で、お米の価格高騰問題の質疑で、米価が5キロ4000円の状態が続いた場合の試算を紹介し、「この試算は重い」と述べた。 

 

 村岡敏英議員が、お米の価格抑制の出口戦略を聞いた質問に答えた。 

 

 進次郎大臣は、現在の急騰を「この上がり方は異常。4200円の平均価格がおかしいのではなくて、上がり方がおかしい」と語った。 

 

 「今、出口戦略を話すのは早すぎる。マーケットと向き合ってる中で、あらゆるカードを選択肢において、どんなことがあっても仮に批判があっても、絶対に価格抑制を実現する覚悟を持ち続けなければ、そう簡単にマーケットは転換しない」と述べた。 

 

 そのうえで「三菱総研の試算」と紹介し、「5キロ4000円の状態が半年続くと家計に対して1兆4000億円の支出増を強いることになり、結果それは食料品にかかる消費税率が8%から12・4%にあがるのと同等の影響があると。私はこの試算は非常に重いと思う」と語った。 

 

 「ですので賛否両論あるかもしれませんが、私は2000円の備蓄米でこのマーケットを1回落ち着かせに行く。ご理解を得られるよう、生産者の皆さんにも丁寧に説明させていただきたい」と述べた。 

 

 

 
 

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