( 297606 )  2025/06/09 03:29:37  
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膳場貴子アナはTBS系「サンデーモーニング」に出演し、コメ価格高騰を議論。

農相やJA全中の発言をVTRで紹介、コメの価格安定に対する取り組みを伝えた。

また、卸売り大手の営業利益が前年比500%増という指摘に対し、卸業者が光熱費や人件費、物流コストの高騰を反論。

膳場は、卸業者が批判される中で、国の農政の在り方を問題視し、元教授は政治的な思惑よりも腰を据えた考え方が必要とコメント。

最後に、お米は国民の生命線として主食を重要視する必要性を指摘した。

(要約)

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膳場貴子アナ(2021年6月撮影) 

 

 元NHKのフリーアナウンサー膳場貴子(50)は8日、MCを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演し、コメ価格高騰をめぐり、一部で「ブラックボックス」と指摘される流通のあり方について見解を示した。 

 

 番組では、小泉進次郎農相がコメの流通に関して「集荷から卸から小売りから消費者と、上から順番に流す事がスピードも含めて相当な課題になっている」と問題提起したことや、コメの集荷に当たるJA全中の山野徹会長が6日の会見で「JAが備蓄米の供給を渋っていることは全くございません」と主張したことなどを、VTRで報道。進次郎氏がコメの緊急輸入にも踏み込みながら、コメ全体の価格安定に意欲を示していることも伝えた。 

 

 また、進次郎氏は国会答弁で、「卸売り大手の営業利益を見ると、なんと前年比500%くらい」などと発言し、コメの流通について「ブラックボックス化している」と述べたことに、番組で取材したコメ卸業者が「卸業者はそれぞれ状況が違う。光熱費、人件費、物流コスト、資材などあらゆるものが高騰していてそれが価格に転嫁されている」と反論したことも報じた。 

 

 膳場は「コメの価格高騰の要因に、卸業者がやり玉に挙げられるような形に、今、なっていますけれど、問われるのは、国がどう農政を担っていくかだと思うんですけれど」と、指摘。見解を問われた元村有希子・同志社大特別客員教授が「農政の怠慢という人災の結果が、今につながっている。選挙が近いから、政治的な思惑で動くような動きもあるけれど、ここは腰を据えてちゃんと考えた方がいい」「国の安全保障の1つとして主食をまかなう体制を立て直す必要があると思っています」などとコメントすると、膳場は「誤解を恐れずに言うと、お米という主食は国民の生命線でもあるわけですからね…」と応じた。 

 

 

 
 

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