( 298066 )  2025/06/10 06:51:43  
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石破茂首相は、参院決算委員会で、最近の発言について、金利上昇が継続すると利払い費が増加し、政策的経費に圧力がかかる可能性があると説明した。

低金利の長期化による金利ある世界について警鐘を鳴らし、公的債務の対GDP比率が高いことも指摘。

財政の持続可能性や国民の信頼を維持する必要性を強調した。

(要約)

( 298068 )  2025/06/10 06:51:43  
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 6月9日 石破茂首相(写真)は9日の参院決算委員会で、「金利ある世界」を恐れなくてはならないとの自身の最近の発言について真意を問われ、「金利上昇が継続した場合に利払い費が増加する。そうすると政策的経費を圧迫するという懸念がある」と説明した。5月21日、都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato) 

 

Rie Ishiguro 

 

[東京 9日 ロイター] - 石破茂首相は9日の参院決算委員会で、「金利ある世界」を恐れなくてはならないとの自身の最近の発言について真意を問われ、「金利上昇が継続した場合に利払い費が増加する。そうすると政策的経費を圧迫するという懸念がある」と説明した。 

 

西田昌司委員(自民)への答弁。 

 

首相は国内の金融環境について、低金利の長期化により「金利ある世界を知らない人が出現することになっている」と指摘。公的債務残高の対国内総生産(GDP)比率が高い水準にあることを踏まえ、金利ある世界で利払い費を財政上どのように考えるかについて問題を提起する意図があったとした。財政の持続可能性について市場や国民の信認を維持する必要があるとも述べた。 

 

 

 
 

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