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国民民主党の玉木雄一郎代表が、山尾志桜里氏が公認候補から外されたことに対しておわびを述べ、山尾氏とのコミュニケーションを維持したいと述べた。

党内での経緯や会見についての経過も説明し、山尾氏のコメントを受け入れつつも説明責任を果たす姿勢を示している。

(要約)

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山尾志桜里氏のコメントについて、記者団の取材に答える国民民主党の玉木雄一郎代表=国会内で2025年6月12日午後1時半ごろ、遠藤修平撮影 

 

 国民民主党の玉木雄一郎代表は12日、参院選比例代表の公認候補としての擁立を見送った元衆院議員の山尾志桜里氏が党の対応を疑問視するコメントを発表したことについて「こちらからお誘いをしたにもかかわらず、公認に至らなかったことは、率直におわびを申し上げたい」と述べた。山尾氏からの離党届は受理するものの、「これからもできればコミュニケーションを取らせていただいて、何らかの力を貸していただきたい」と語った。 

 

 公認見送りの経緯については、先週の段階で党内の意見なども踏まえ「このままいくとなかなか難しいという感触は本人にも伝えた」と説明。榛葉賀津也幹事長や舟山康江両院議員総会長ら執行部は山尾氏の辞退を模索したが、山尾氏から「自ら引く選択肢はない」との意向が示されたため、公認見送りの結論に至ったとした。 

 

 山尾氏がコメントで、10日に開いた記者会見について「代表・幹事長の同席を希望したが、辞退会見であれば同席するとの答えは大変残念」と記したことについては「そういう(辞退する)結論になるのであれば、選んだ責任もある。本人だけでなく、我々からも丁寧に説明しようと話はしていた」と認めた。 

 

 山尾氏が、擁立発表後に早期の会見開催を希望していたが、党の判断で遅れたと主張していることについては「(会見を)止めていたという意識はない」と強調。「(不倫疑惑は)結党前のプライベートなことで、我々も知らない。東京都議選も近いので、会見のやり方、内容によっては、プラスにもマイナスにも働く。どのような形がベストか模索し続けてきた」と釈明した。10日の会見開催を認めた判断については「ある種一縷(いちる)の望みもあった。皆さん納得される形で説明ができた暁には、世論も今までの見方も劇的に変わるかなという希望もあった」と説明した。【遠藤修平】 

 

 

 
 

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