( 298796 )  2025/06/13 05:26:51  
00

小泉農相は、主食用のミニマムアクセス(MA)米の入札を約3か月前倒しして行うことを発表した。

通常は9月に実施される入札を今月27日に行う予定で、政府は9月下旬に落札業者に米を引き渡す見通し。

これに加えて、備蓄米の放出とコメの流通量増加により、価格低下を狙う。

日本は年間約77万トンのMA米を無関税で輸入し、主食用は10万トンの上限が設定されている。

今回の入札は3万トンであり、残る7万トンも前倒しで順次入札を行う予定。

主食用のMA米は業務用を中心に販売されており、国内でコメ不足が深刻化している。

小泉農相はコメ価格がまだ下がっておらず、スピードを緩める段階ではないと述べた。

(要約)

( 298798 )  2025/06/13 05:26:51  
00

主食用輸入米の入札前倒しを説明する小泉農相(12日、農水省で) 

 

 小泉農相は12日、無関税で輸入する「ミニマムアクセス(MA)米」のうち、主食用のコメの入札を今月27日に行うと発表した。例年は9月に実施しているが、コメの価格高騰を受け、約3か月前倒しする。政府が落札業者に引き渡すのは9月下旬になる見通しだ。備蓄米の放出に加え、コメの流通量を増やすことで価格低下を狙う。 

 

 農林水産省によると、日本はMA米として、米国やタイなどから年間約77万トンのコメを無関税で輸入しており、主食用は10万トンを上限に設定している。第1弾として3万トンの入札を6月に行う。残る7万トンも順次前倒しで入札を行う方針で、毎月行う意向を示した。 

 

 主食用のMA米は、外食産業など業務用を中心に販売される。近年は入札で売れ残りが常態化していたが、国内でコメ不足が深刻となり、2024年度は7年ぶりに完売した。 

 

 小泉農相は記者団に対し、輸入米の入札前倒しについて、「(コメ価格は)まだ十分に下がっていない。スピードを緩める段階にない」と述べた。 

 

 一方、農水省は12日、随意契約による備蓄米の販売が、沖縄県を除く46都道府県の3700店舗超で確認されたと発表した。 

 

 

 
 

IMAGE