( 298896 )  2025/06/13 07:01:18  
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中国外務省の林剣副報道局長は、中国軍機が海上自衛隊機に異常接近した事件について、日本が行った偵察が原因だとして非難し、日本に危険な行為を止めるよう求めた。

中国海軍は最近、西太平洋で訓練を行い、活動範囲を拡大している。

中国は自国の活動は国際法に合致しており、遼寧と山東の空母2隻が同時に活動しているのは初めてだった。

オーストラリアとニュージーランドの間のタスマン海で中国海軍は演習を行っており、実弾射撃の直前に民間航空機が迂回飛行を強いられる出来事が起きて両国政府が中国を非難していた。

(要約)

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中国外務省=北京(AFP時事) 

 

 【北京時事】中国軍機による海上自衛隊機への異常接近を巡り、中国外務省の林剣副報道局長は12日の記者会見で、日本側の「偵察」が原因だと非難した。 

 

  

 林氏は、海上自衛隊の艦艇や航空機が「中国の正当な軍事活動に対し、近づいて偵察したことがリスクの根源だ」と主張。日本側に「危険な行為」をやめるよう求めた。中国軍の西太平洋上での活動については、「国際法に完全に合致している」と従来の説明を繰り返した。 

 

 中国海軍の報道官は10日、空母「遼寧」と「山東」が西太平洋で訓練を実施したと発表。遠海防衛、統合作戦能力を検証したとしている。中国空母2隻の活動が太平洋で同時に確認されたのは初めて。 

 

 中国海軍は最近、活動範囲を拡大しており、関係国との摩擦も強まっている。今年2月には、オーストラリア東部沖や豪州とニュージーランドの間のタスマン海で演習を実施。実弾射撃の警告が直前だったため民間航空機が迂回(うかい)飛行を余儀なくされ、両国政府が中国側を強く非難した。  

 

 

 
 

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