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春風亭一之輔、「米を買ったことがない」 前大臣の失言を聞いて「オレもそんなところがある!」とちょっと共感した落語家の“米事情”

AERA DIGITAL 6/15(日) 17:32 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/7afa08c71716f4810935f1be4e7a7d63af56bcb5

 

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春風亭一之輔さんがコラムで「米」について書いている。

新幹線の車窓から見る青々と伸びる田んぼから腹が減ると感じ、隣のおじさんが食べるシウマイ弁当にも興味を抱く。

一度も米を買ったことがないという失言をした元農水大臣の失言に対する反応や、自身が米を頂くことが多いことなど、米に関するエピソードを綴りつつ、腹が減ったことや育てた米への思いを綴る。

(要約)

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落語家・春風亭一之輔 

 

 落語家・春風亭一之輔さんが連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今回のお題は「米」。 

 

 いま、盛岡へ向かう新幹線の車内でこの原稿を書いている。車窓からは田植えを終えひと月あまり経ち、青々と伸びた苗が並ぶ田んぼが美しい。 

 

 田んぼを見ていて腹が減る。苗を見て腹が減るなんて、いま空腹が極まっている。朝から何も食べていないのだ。早く育て、苗たち。一刻も早く稲穂を実らせてくれ。 

 

 そんな状況で、隣の席のおじさんが崎陽軒のシウマイ弁当を食べている。おかずを食べ終え、ごはんを半分残して折の蓋を閉めた。炭水化物ダイエットでもしてるのだろうか。もったいない。俵型にスジの入った、真ん中に小梅が鎮座したゴマのかかったシウマイ弁当のごはん。冷たくても美味しいあのごはん。ひと区画でいい。私に譲ってくれないか。 

 

 おじさんは折を手にしてデッキへ向かい、それをゴミ箱へ捨てて戻ってきた。「食べる?」と言われてもそりゃ食べやしないが、やっぱりせつない。 

 

■「それは買ってないことにしましょう!」 

 

「私は米を買ったことがない」 

 

 もうすでに懐かしい失言になりつつある。江藤拓前農水大臣の辞任のきっかけになった名台詞だ。「支援者の方々がくださる」「うちの食品庫には米が売るほどある」などなど。 

 

 よほどご機嫌だったのだろうか。その会合ではウケていたのだろうか。もしくはウケさせようと必死だったのか。 

 

 地方の独演会でそのことを弄(いじ)ったマクラを喋ってみる。富山の某町では、最前列のお婆さんAが「買わん! 買わん! うちも買ったことがない!」と言う。隣のお婆さんBも「うちもや!」、その隣のお爺さんCも「わしも!」。 

 

 ここは私の独演会で決して意見を交換する場ではないのだが、とりとめもなくなり「じゃあ、この会場で買ったことない人!?」と聞くと3割くらいの人が手を挙げた。「年1回くらい、なんかのときに買うっ!」という大声が遠くの方から聞こえたが「それは買ってないことにしましょう!」と手を打った。 

 

 

 米を買ったことがない人は、案外多い。 

 

 実は私もけっこう頂戴する。米農家を営んでいるご贔屓さんがご厚意で送ってくれる。また地方で独演会があったとき、そこが地元の後輩に前座やゲストをお願いすると、御両親や御親戚が楽屋に挨拶にきてくれて、「いやいや、いつもお世話になっております」「とんでもない、こちらこそ」「つきましては私、米を作ってまして。新米の時期になりましたら師匠のご自宅へお送りさせていただきます!」。 

 

 年によっては、30キロの米袋が2~3袋も我が家の玄関に積まれることがある。 

 

 本当に助かっています。 

 

 だから前大臣の失言を聞いて「いや、オレもそんなところがある!」とちょっと共感してしまった。 

 

 政治家じゃなく、落語家でよかった。 

 

■なぜなら売るほどあるから 

 

 あと買ったことがないものとして、これは意外に思われるかもしれないが、扇子と手拭いがある。これはまず買ったことがない。なぜなら真打披露や二ツ目昇進、またお正月に手拭いを染めた際に、仲間内でもらったり交換し合ったりするからだ。 

 

 だから扇子と手拭いがうちには売るほどある。 

 

 ときどきネットオークションに出品されているのを見かけるが、どうかすると業界関係者が売ってるんじゃなかろうか。 

 

 なぜなら売るほどあるから。 

 

 某後輩はどう考えても芸人仲間か関係者が自分のものを出品しているのを見て悔しくなり、それを自らセリ落として、誰が出品したのかを(何となくではあるが)突き止めたらしい。 

 

 やるなぁ。 

 

 あとうちにはTシャツが山ほどある。何かというとTシャツを作りがち、配りがち、もらいがち。一回も着てないものも含め、クローゼットがパンパンだ。でも常時着るものは2~3枚。どうにかしてくれと、カミさんが言う。でも捨てられない。ラジオのゲストから頂いた見本版のCDや書籍。売るほどあるが、見本なので売れない、捨てられない。 

 

 

 まずい。話が「米」から逸れてきた。というか、実はわざと逸らしたのだ。でももう無理だ。 

 

 とにかく、今、何が言いたいかというと猛烈に腹が減っている。 

 

 なぜなら通路を挟んで右隣のおばさんが、仙台から乗り込んできて牛たん弁当の包みを広げ始めたのだ。紐を引っ張ると温かくなるアレだ。 

 

■米よ育て。頼むよ 

 

 どうやって引っ張るのか、悪戦苦闘し始めて数分。諦めてそのまま食べようとしている。そりゃないぜ、セニョーラ。冷たいままの牛たん弁当なんて、絶対有り得ない。 

 

 原稿の手を止めて、紐の引っ張り方を教えてあげてもいいですか。それはかなり力を入れないとダメなんだ、おばさん。みなさん、ちょっと待っていて欲しい。 

 

(数分経過) 

 

 なかなか不審がられたが、どうやら私の意図は伝わったようで、おばさんはいま美味しそうに牛たん弁当を食している。「ご丁寧にありがとうございます」と御礼を言うと箸を割った。 

 

 一枚の牛たんと一箸のごはん。 

 

「つまらないものですが、よかったらいかが?」 

 

 それくらいの御礼を差し出されたらどうしようかな? と想像したが、そんなことはある訳もなく、おばさんはいま、南蛮味噌を辛そうに舐めている。 

 

 嗚呼、腹が減った。 

 

 窓の外は田んぼが続く。雨が降り始めた。東京は昨日梅雨入りしたようだ。米よ育て。頼むよ、ホント。 

 

 おばさんが牛たん弁当の容器を捨てに行った。戻ってきてひとつゲップをした。聞こえてないと思ったら大間違いだ。空腹だと人間は敏感になるのだ。寝始めた。実に幸せそうだ。 

 

 人は米を食うと幸せになる。 

 

 また腹が減った。早く米が食いたい。 

 

春風亭一之輔 

 

 

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この会話では、田舎や農家に関するエピソードを通じて、家庭や地域の関係性、食文化、そして政治家やメディアの対応についての意見が交わされています。

中には大臣の失言や米の価格騒動に対する批判もあり、一方で地域のコミュニティや家族間のつながりを感じさせるエピソードも登場しています。

田舎や農家に関わる生活パターンや文化についての共感や反感が表れており、社会や個人の関係性について考えさせられる内容です。

 

 

(まとめ)

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=+=+=+=+= 

 

米とは違いますが、親は関西のそうめんの産地の人数人と祖父母の代から付き合いがあり毎年お中元・お歳暮でそうめんを大量に送って貰うので、兄や自分もそのそうめんを親から大量にもらうのでそれこそ家に「売るほどある」状態で、夏になると冷やしそうめんでせっせと消費していますが、食べきれない分は親もフードバンクに寄付をしたりしていますので「売るほどある」の表現に違和感は感じなかったです。 

 

▲39 ▼13 

 

=+=+=+=+= 

 

母方の実家、じいさんが割と豪農で二棟の倉庫を使って巨大な器械を繋いで、あれは多分脱穀とか精米とかやってた(子供だからよくわかってない) 

足踏み式の脱穀機で干した大豆を殻剥きしたり、冷蔵庫までは行かないけど倉庫の一角にあるヒヤッとしたお米の貯蔵庫に入って涼んだり 

少なくとも家を出るまでは市販の米袋を見たことがなかったからずっともらってたんだろう 

じいさんが亡くなっても母の弟が兼業としてしばらくは農家をやっていたので米や野菜はもらっていた模様 

昭和レトロな花柄のスイッチ3つある縦型の米びつ、多分平成中期まで使ってたと思う 

 

田舎だったり親族が農家だったりすると米買ったことがないってのは結構いると思う 

声高に「そんな訳あるか!」と叫ぶ人を見て、物知らずの世間知らずが何か言ってらあとニュースを見る日々でした 

 

▲80 ▼14 

 

=+=+=+=+= 

 

ウチも農家だから買ったことはないけど 

女性はともかく男性(会社員)で批判してた中にも 

値段は知らない、買ったことはない人が 

結構な数いる気がするけどね。 

※それと大臣の失言は別だけど。 

 

今の米騒動、地方だとニュースの扱いも少なく 

春風亭一之輔さんも記事中で富山の例を書いてあるけど 

大騒ぎしている都会と地方での温度差を感じる。 

 

値段は倍になり1家族1袋の制限はあるけど 

スーパーの棚には従来通りに米が並んでいるし 

備蓄米も一昨日前から1店舗で販売したらしく 

棚に残っている様子もニュースで流れていた。 

 

が、リアルな田舎の米事情。 

 

▲24 ▼4 

 

=+=+=+=+= 

 

ウチは米農家なので当然買ったことは無い。 

と言いたいところだが、5歳くらいの頃スーパーに買い物に行った時1回だけ買ったコメを食べてみたくて母親に懇願して5キロのコメを買ってもらった事がある。 

結果、家のコメが美味い上に父親はなんでわざわざ買うのかと怒り出すし散々な出来事と記憶している。 

 

▲68 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

政治家は不審な収支がやり玉に挙げられるもねぇ. 

 

反対意見があるのは承知. 

でも,日本に昔からある 

「初めまして」 

「今までお世話になりました」 

「これからもよろしくお願いいたします」 

などのような挨拶の時に手土産を携えるという文化は「素敵」だと僕は思います. 

 

▲31 ▼11 

 

=+=+=+=+= 

 

そういう市場に出ないお米は縁故米と呼ばれ生産高の15%を占めると聞きました。おかしいですよ米生産農家。出荷する米が安いというのなら、お裾分けなどせず市場に出して稼いでください。受給を狂わせている日本の米事情の大問題です。 

 

▲4 ▼24 

 

=+=+=+=+= 

 

私も、実家が農家で田んぼやってるので、生まれてこのかた店で米を買ったことは無いです。野菜も殆ど買いませんし、味噌も買いませんね。 

 

店で買うのは油とか肉くらいかな? 

 

ネット社会で生きるノイジーマイノリティ―と、現実社会で生きるサイレントマジョリティーの差を強く感じた一件でしたね。 

 

▲20 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

去年あたりまではいとこから米頂いてたりしたけど今年は結構買うようになりました。今、備蓄米が出回ってきたけど、地元の米が良いなあと思ってます。 

 

▲6 ▼2 

 

=+=+=+=+= 

 

あれはね、米を買ったことがあるとかは、どうでも良くてさ、あの場面であのコメントをすることが大臣としての資質がないということ。 

それをわかってない人もいるけど、それもどうにかすんのが大臣だからな。 

記者が備蓄米食べますか?だっけ。 

大臣達が備蓄米食ったら、庶民に来ないだろ。 

記者も米なんかに困ってないからね。 

 

▲29 ▼2 

 

=+=+=+=+= 

 

リップサービスだったんだろうけどね。 

米を買ったことがないと聞いて気分を悪くする人がそれほど多いとも思えないけど、マスコミが空気をうまく作り出す好例だろうね。 

 

▲0 ▼0 

 

 

=+=+=+=+= 

 

あの大臣を擁護するつもりはさらっさらないけど、批判していた人の中には「同じく買ってもいない(勿論作ってもいない)けど、ここはチャンスだから激昂した態度をとろう」という作戦で動いていた人が相当いただろうと思っている。 

 

▲8 ▼8 

 

=+=+=+=+= 

 

大体90年代くらいまでは婚家姻家三親等のどこかに農家が居たからな 

クレヨンしんちゃんのひろしも実家が秋田の豪農、あれがそのまんまお上りさんのロールモデル 

独立独歩気取って田舎と縁切れた家から食いっぱぐれてるのが現在 

 

▲4 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

売るほどの「コメ」があっても、出先では食べられない 

寝る間も、喰う間もなく時間と戦いながら転々としてる一之輔さんの多忙さが伝わるエッセイですね 

 

▲32 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

私も今年に入ってから、米は買ったことがありませんね。 

株主優待とふるさと納税でなんとかしのいでいます。 

昨日もベルク㈱から、新潟産こしひかり2kgが来ました。 

 

▲5 ▼5 

 

=+=+=+=+= 

 

田舎あるあるなんですよね 

所有する田んぼがあり、知り合いの農家さんに作ってもらって 

食べる分だけ貰って 

後は農家さんのもの。 

そういうご家庭は多いですよ 

米騒動で大騒ぎしているけど 

田舎は別に困ってないし 

大臣の発言も 

ふーん。くらいにしか思いませんでした 

 

▲22 ▼6 

 

=+=+=+=+= 

 

山形新幹線は車内販売があるけど東北新幹線は無い。したがって、スジャータのカチコチアイスを食べられるのは、つばさ車両のみなのだ! 

 

▲0 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

あ~腹が立つ。 

親戚にも友達にも農家はいません。 

だから、毎回買います。 

 

自慢気に買った事が無いと言われて 

凄く腹が立つ。 

 

農家はタダで配っているのに 

値段が安いと言ってる。 

ならただで配らずに売れよと。 

 

お金を払って手に入れてるのに 

タダで配り 

タダで貰う人たちに腹が立つ。 

 

▲1 ▼4 

 

=+=+=+=+= 

 

切実にコメよ育て。。。です。 

 

時は令和なのに、食物が足りないだけでこの有様でして。だがしかし、今日という日は1日にしてならず。愚民が着実に作り上げてきた国家ですよ。さて、突破口は何でしょうか。 

 

選挙に行きましょう。 

一つ一つ、些末な事の積み重ねが未来を作ると思うんです。 

鼻先人参で目隠しされてはいけません。 

 

米は1日では出来ませんからね。 

コメよ育て。。。 

 

▲4 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

農家が知り合いや近所にお米をあげることは、お返しを期待してのことかも知れないから、結果的に脱税にならないのかな 

 

▲3 ▼7 

 

=+=+=+=+= 

 

これをユーモアと捉えるか。けしからん許せないと取るか…けしからんって層は面倒くさいから付き合いたく無いね。 

 

▲52 ▼13 

 

 

=+=+=+=+= 

 

田舎では米を買わない方が庶民なんだよ 田舎の庶民は米が合っても たとえお金が合っても生活は質素倹約ですよ 

 

▲27 ▼6 

 

=+=+=+=+= 

 

うちも子供のころは田んぼがあったし鶏小屋もあったので米と玉子は買う概念はなかったですわ! 

 

▲7 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

あの大臣の失言はタイミングの問題 

しかしそれが分からない様ではやはり大臣の素質が無いとしか言えない。 

 

▲8 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

内容と関係無いけど、先日墓参りで 

林家(はやしけ)の墓を 

はやしや…と読んでしまった自分 

 

▲30 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

米を買ったことがあるかないかってことより、あのタイミングであの発言が政治的センスが皆無ってことでしょ。 

 

▲0 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

コメも金も格差や一極集中みたいなのが問題ってことなんじゃないかな 

 

▲0 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

米ぐらいいつでも簡単に買えるんだからなんでもない話。 

ただわざわざ言わなくていい。 

 

▲1 ▼5 

 

=+=+=+=+= 

 

大喜利で万博反対ネタが多かったな 

今はどう思ってるのだろう 

 

▲1 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

落ちがあるのが話家 

落ちて行くのが政治家 

 

▲15 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

叩かれている時を外してから言って「俺は黙っていないイカした落語家!」感出されてもね、、、。 

 

▲1 ▼4 

 

 

=+=+=+=+= 

 

相撲部屋はどうなんだろう。 

 

▲13 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

そろそろ18:00、読んでたら腹減ってきた 

 

▲10 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

そんなツテがある人ばかりじゃないよ。 

 

▲18 ▼12 

 

=+=+=+=+= 

 

米が高騰して困っている庶民の気持ちがわかっていない落語家。落語は江戸時代から庶民のものじゃなかったのかな... 

 

▲11 ▼77 

 

=+=+=+=+= 

 

この春風亭一之輔とか言う奴は、江藤前農水大臣と一緒と言う事か。ただの自慢話にしか聞こえないけど。 

 

▲3 ▼44 

 

 

 
 

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