( 300113 ) 2025/06/18 04:50:32 0 00 北陸放送
北陸新幹線の福井県の敦賀から大阪までの延伸をめぐり、石川県関係の国会議員らは17日夕方、米原ルートについて、政府・与党が決定している小浜・京都ルートに比べて、事業費が最大で4分の1以下、工期を10年短縮できるとする独自の試算結果を公表しました。
米原ルートへの転換を求める石川県関係の国会議員らは17日午後4時から都内で会合を開きました。京都大学で交通政策が専門の中川大名誉教授の試算によりますと、工事費は米原駅で乗り換えるケースで9000億円と、小浜・京都ルートの4分の1以下に抑えられるとしたほか、米原駅を経由したうえで新大阪駅まで直通するケースでも1兆6千億円としています。
また開業の時期も2042年と想定し、小浜・京都ルートに比べて10年短縮できるとしています。
北陸新幹線の延伸をめぐっては、政府・与党が2016年に小浜・京都ルートでの着工を決定したものの、京都府内で地下水への影響を懸念する声が高まっていて、今回、米原ルートへの転換を求める石川県関係の国会議員らが独自の試算結果を発表したことを受け、ルート選定の議論が再燃するかが焦点となります。
北陸放送
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