東京都知事の小池百合子が22日の都議選に向けて、自民党の候補者の事務所に初めて応援に駆けつけた。

小池氏は2016年の就任時に自民党と対立していたが、最近は距離を縮めつつある。

これにより、都議選の舞台で自民党の候補者を応援することで、3つの政党派（小池与党）の一体化を強調した。

小池氏はこれまで都民ファーストの会や公明党の応援にも積極的に参加している。

（要約）

小池百合子・東京都知事 

　22日投開票の東京都議選で、小池百合子都知事が21日、自民候補の事務所に駆けつけた。小池氏は2016年の就任時に自民都連と対立。21年に自民が都議会第1会派に復帰後は徐々に距離を縮めていたが、都議選で自民候補の応援に入るのは就任以降初めて。 

　小池氏は告示後、自身が設立し特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」や公明党の応援には多数回駆けつけている。自民も応援したことで、3党派を「小池与党」と位置づける姿勢を鮮明にした形だ。 

　小池氏は21日午後、武蔵野市（定数1）で国民民主党新人や立憲民主党などの推薦を受ける無所属新人らと激戦を繰り広げている自民現職の事務所を訪れ、激励した。【遠藤龍】