( 301475 ) 2025/06/23 03:26:01 0 00 NHK
22日放送のNHK「日曜討論」(日曜午前9時~)に出演した慶応大の寺井公子教授の発言が、ネット上で波紋を広げてる。物価高対策をはじめとした経済政策をテーマにした議論の中で、日本で消費税を下げたことがすでにあるかのような言説だったためで、X(旧ツイッター)上には「え?消費税っていつ減税された?」「公共放送のNHKはこの大ウソを訂正した方がいい」などと疑問や非難の声があふれた。
自民党は7月の参院選の公約に、「全国民一人あたり2万円の給付」を掲げた。一方、立憲民主党による食料品の消費税率を1年間ゼロにする減税策をはじめ、野党は消費減税の実現を訴える構えだ。
寺井教授の発言があったのは番組の中盤、給付と消費減税のメリットとデメリットを議論の中で、「消費税は一度下げると次、元に戻すのに相当なエネルギーがかかるっていうのは、私たちもう経験していることなので」と述べた。減税がインフレを引き起こす可能性について問われ、増税をするには時間がかかりすぎるので、インフレに対応しきれないという考えを示す中での発言だった。
1989(平成元)年に3%の消費税が導入されて以後、2019年(令和元年)に10%(軽、減税率8%)となるまで、税率は3度引き上げられている。が、もちろん減税されたことは一度もない。
一度下げると、上げるは大変だということは想像に難くないが、「私たちもう経験している」と言われても全く納得できないという視聴者が多かったよう。Xには、「『経験』と言いつつ、根拠はどこに?」「どこの国に住んでるの」「都議選投票日当日にウソ八百」「一度下げると‥って下げたことないだろ」「こんなでたらめを平気で言えるって、何なの?」「これは事実じゃないのでNHKと慶応大学に抗議した方がいいかもな…」といったコメントが多数上がった。
中日スポーツ
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