( 301503 )  2025/06/23 03:58:48  
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広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が代表の地域政党「再生の道」の42人全員が東京都議選で落選したことが確定した。

石丸氏は厳しい表情で会見を行い、最終的には当確議員が出ないまま結果についてコメントした。

再生の道は有権者の支持を得ることよりも国民の政治参加を促すことを重視し、選挙への参加を目標としていた。

党は候補者を公開試験とYouTube面接で選出し、議会の健全化や党議拘束のない議決など、独自の姿勢を掲げていたが、結果的に落選した。

(要約)

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会見で厳しい表情をする石丸伸二氏(撮影・高橋洋平) 

 

 東京都議選で、石丸伸二・前広島県安芸高田市長が代表の地域政党「再生の道」の立候補者42人全員落選が確実になった。 

 

 石丸氏はこの日、都内で会見を行った。ノーネクタイ姿で、会見開始予定の午後9時半よりも早くに会見場に到着。約1時間半の間の会見中に当確議員が出ることはなかった。 

 

 石丸氏はNHK「東京都議会議員選挙開票速報2025」(日曜午後10時半)に生出演し、午後11時8分ごろに登場。その時点で当確議員がいない状況で手応えを問われ「昨年の都知事選でもお伝えしたのですが、選挙の結果はあくまで都民の意識が可視化されたもの、それ以上でも以下でもない、という受け止めでした」と切り出した。 

 

 昨年7月の都知事選では2位に入った。スタジオから「今のところ十分、有権者の支持を得られてない」と指摘されると「何をもって十分かというのが決めてないので。再生の道をつくったそもそもはそういうところに重きを置いてない。記者会見でもお伝えしてきた通りですが、目的としては広く国民の政治参加を促す。目標としては都議選に候補者を擁立するとしっかり定めています。その意味では再生の道として、やるべきことはやってきた、という評価をしています」と語った。 

 

 1128人を相手に3回の試験を行い、最終面接をYouTubeで公開した上で、42人を擁立。政策については各立候補に委ねていた。 

 

 告示日の14日に都内で行った街頭演説では「正常に機能していない今の都議会を健全化するため、新しい選択肢を示す」と訴えた。その上で「都議会の主な役割は都知事の監視なのに、疑似的な与野党が存在し、健全な議論が行われなくなっている」と主張。「そうしたときに何が起きているかといえば、与党はとにかく賛成、野党はとりあえず反対になる。この構図になると健全な議論が行われなくなり、よく分からない政策が出てきて、なぜか通っている。都議会を健全化するため、新たな選択肢を示す必要があると考えました」と訴えた。 

 

 都議になった場合の任期2期8年や議決で党議拘束をかけないなど、党の独自の姿勢を示して「実力あるメンバーばかりなので、見定めてほしい。都政と日本の再生を目指す。どうぞご期待ください」とアピールしていた。 

 

 

 
 

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