小泉農林水産相は、全国のスーパーで販売されるコメの平均価格が5キロあたり3920円となり、4000円台を下回ったことを23日に発表しました。

備蓄米を含むブレンド米や銘柄米の平均価格も前週より安くなっています。

石破首相も先月には5キロあたりの価格は3000円台まで下がるべきだと述べています。

小泉農水相は、この価格の下落は多くの協力の結果としつつも、まだ全国平均では楽観できないとしています。

今後、随意契約の備蓄米の販売が拡大する中、銘柄米を含めたコメ価格の更なる下落が注目されます。

（要約）

小泉農林水産相は23日午後、スーパーで販売されるコメの平均価格が4000円台を切ったと発表しました。 

今月9日から15日までの1週間で全国のスーパーで販売されるコメの平均価格は、5キロあたり3920円だったということです。 

備蓄米を含むブレンド米、銘柄米の平均価格とも前の週より安くなったということです。 

コメの価格をめぐっては、石破首相も先月、5キロあたりの価格は3000円台まで下がらなければならないとの考えを示していました。 

小泉農水相は、「多くの皆さんの協力のおかげで達成できた」とした一方、「まだ全国平均では楽観はできない」と強調しました。 

「随意契約」の備蓄米の販売が全国に広がる中、今後、銘柄米も含めコメ価格のさらなる値下がりがみられるかが焦点となります。