岸田文雄前首相は、さいたま市での講演で、7月の参院選において与党が過半数割れすると政治がますます決定困難になり、政権交代が起こり得るという認識を示した。現在、衆院では与党が少数派である状況についても言及し、参院過半数の確保と野党との連携について言及し、連立政権の枠組み拡大の必要性を指摘した。(要約)
岸田文雄前首相
自民党の岸田文雄前首相は25日、さいたま市で講演し、7月の参院選について「与党過半数割れになるとますます物事が決められない政治になる。
政権交代も起こり得る」との認識を示した。衆院で少数与党となっている現状にも触れ、「参院の過半数を確保した上で、野党とどう連携するか。連立も考え直さなければならないのではないか」と、連立政権の枠組み拡大の必要性に言及した。