2019年8月19日、皇室の天皇、皇后両陛下と長女の愛子さまが、愛犬の由莉と一緒に那須御用邸の敷地内を散策していたところが撮影された。

26日、側近が発表し、由莉が23日夕方に天皇居で16歳4カ月の年齢で老衰により亡くなったことを明らかにした。

由莉は両陛下に引き取られた柴犬系の雑種で、愛子さまが名前をつけた。

由莉はセラピー犬として訓練を受け、アニマルセラピーの活動にも参加していた。

天皇ご一家は由莉の最期を見送り、多くの人に愛されたことを思い出しつつ、由莉との思い出を共有した。

（要約）

愛犬の由莉とともに、那須御用邸の敷地内を散策される天皇、皇后両陛下と長女愛子さま＝栃木県那須町で2019年（令和元年）8月19日、代表撮影 

　天皇ご一家の側近は26日、天皇、皇后両陛下と長女愛子さまの愛犬「由莉」が23日夕方、皇居・御所で死んだと明らかにした。16歳4カ月で老衰だった。ご一家そろって由莉の最期を見送られたという。 

　由莉は動物病院で保護された雌で、柴犬系の雑種。2009年春、生後2カ月ほどで両陛下が引き取り、愛子さまが名前を付けた。ご一家の誕生日に合わせて宮内庁が公開する家族写真などにたびたび登場した。 

　由莉はセラピー犬としての訓練を受けており、コロナ禍前までアニマルセラピーの活動に参加していたという。小児病棟で入院中の子供と触れ合ったり、病院の廊下で子供と一緒に散歩したりしていた。 

　側近によると、ご一家は由莉が多くの人に愛されたことを思い出しつつ、最期を見送ったという。【山田奈緒】