( 303318 )  2025/06/29 06:26:25  
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日本での新車販売において、マニュアルトランスミッション(MT)の比率は1〜2%と非常に少ないが、MT車を愛用するベストカー編集部のフクダとモチヅキの2人は、MT車の楽しさを語る。

フクダは、MT車は必要ないが、自分で機械を操る楽しさがあり、MT車の面白さは確実に増すと主張。

また、運転中はAT車だと退屈に感じることが多いため、MT車の運転を楽しみにしている。

日本のMT免許取得は難しくなったが、若い世代にもMT車を楽しんでもらいたいと締めくくっている。

(要約)

( 303320 )  2025/06/29 06:26:25  
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 日本で販売される新車において、MTの比率はわずか1〜2%。であるにもかかわらず、ベストカー本誌編集部の若手、フクダとモチヅキはどちらもMT車を愛用している。2人は普段どんなことを思いながらMT車に乗っているのか? 

 

※本稿は2025年5月のものです 

文:ベストカー編集部/写真:ホンダ、日産、ベストカー編集部 

初出:『ベストカー』2025年6月26日号 

 

 楽しいですよ、MT車。愛車のインテも購入から3年で5万kmを走破。走っては壊して直して……を繰り返しました。2025年2月にはAttack筑波というサーキットでのタイムアタックイベントにも出場し、ひと通り楽しんでいます。 

 

 そんな僕だからあえて断言しますが、今の時代、MT車は必要ありません。 

 

 単純な性能でもコスパでも、今やMT車を超えるAT車は珍しくないです。トラックですらAT車が支持を集めている昨今、強いてMT車を選ぶことに合理性は少ないと言えます。 

 

 それでもMTが支持される理由は、"自分で機械を操ることの楽しさ"、これに尽きるでしょう。だからMT車は必要、その考えも正しいと思います。 

 

 いろいろな意見がありますが、僕が言いたいのはひとつだけ。いざ乗って自分でギアをガチャガチャ操作してみると、やっぱ楽しいですよ、MT車。 

 

 20歳の時、初めてのクルマとしてR32スカイラインのGTS-tタイプM、5速MT車を買いました。……なんて書くとまるで平成初期のエピソードみたいですが、2010年代の話です(笑)。 

 

 現在は"日常のアシ"として、ATの初代プリメーラに乗っています。が、スカイラインは(車検を切ってしまったものの)近いうちに再度乗るつもりで、今も手元に残しています。 

 

 私もフクダ氏と同じく「クルマのキャラに合っていれば、ATでもMTでもいいじゃないか」と思うタイプですが、個人的にはMT車のほうが集中して、楽しく運転ができる気がしますね。プリメーラは非常に楽チンなんですが、運転中は結構な頻度で「なんか暇だな……」と思ってます。 

 

 なので、スカイラインを公道復帰させるのが非常に楽しみなんです。バッチリ直して、全国いろんなところに行きたいですね! 

 

 日本の新車販売において、MT車の比率はわずか1%だという。そう考えると先の道交法改正でMT免許が取りづらくなったのも仕方ないのかもしれない。 

 

 だが、両手両足のすべてを使ってクルマを動かすMTは楽しい。MTであるだけで、クルマの「面白度」はほぼ確実に上がる。 

 

 そして日本にはMTが設定されているモデルが、まだ多く残っている。取得難易度は上がってしまったが、若い方にはぜひMT免許を取得し、MT車を乗り回してほしいと思うのだ。 

 

 

 
 

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