( 303632 ) 2025/06/30 06:50:27 2 00 科学立国の復興へ 人口減少社会でも高度な知識を持つ博士を活用できていない 博士課程への進学者を増やすカギは「経済支援」と「民間雇用」TBS CROSS DIG with Bloomberg 6/29(日) 19:02 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/722761e5f88df33a29bae7ffd9cefabfd2255210 |
( 303635 ) 2025/06/30 06:50:27 0 00 TBS CROSS DIG with Bloomberg
■博士課程への進学者の推移
博士は高度な知の象徴である。また、様々なアニメや漫画に登場し、身近な存在でもある。子供が「大人になったらなりたいもの」では、1989年から2019年の31年間で、実に28回もランクイン(10位以内)してきた。
しかし、これまで博士を目指す人は減少してきた。博士課程への進学者は、直近2年は増加に転じているものの2003年から2022年にかけて減少傾向にあった。この間、欧米諸国では対照的に博士が増加している。
博士の減少は、科学技術競争力の低下を筆頭に、広く学問全体の研究力低下に直結する。実際、科学技術白書2018では、日本の研究力低下が指摘されている。
こうした状況を受け、2024年に文部科学省が公表した「博士人材活躍プラン」では、人口100万人当たりの博士を2020年度比で約3倍とすることを掲げる。
■博士課程への進学に影響する要素
■進学の壁は経済状況、生活費や学費を自ら工面
在学中の経済状況や将来のキャリアパスの不透明さは、学生が進学を躊躇する主要な要因と言える。実際、博士課程の学生の経済状況は必ずしも十分なものではない。
博士課程の学生の学費と生活費を合わせた年間平均支出は223万円である。一方、学費免除(全額・一部)や日本学術振興会特別研究員などの金銭的支援の採用率は限定的な部分がある。
例えば、2021年時点で博士課程に在籍した学生(除く社会人・留学生)の約4割は給付額が60万円未満であった。こうした差額は、家庭からの給付やアルバイト、奨学金などで補う必要がある。
ただ、学部生・修士課程に比べて、博士課程の学生に対する家庭からの金銭的支援は縮小する傾向にあり、年間平均給付額は学部生の2割ほど(約25万円)である。
このため、生活費や学費をアルバイトや奨学金で自ら工面する学生も多い。実際、学生の約半数は、アルバイトに従事かつ家庭からの給付では修学が困難(または給付なし)と回答する。
また、2020年時点で社会人・留学生を除く学生の35.2%は、修了時の借入金が300万円を超えていた。こうした、経済的な厳しさが、修士学生を博士課程から遠ざけてきた。
こうした状況に対し、国は支援に取り組む。第6期科学技術・イノベーション基本計画に基づき、2025年度までに全在学者の約3割に当たる約22,500人に生活費相当(180万円以上)の経済的支援を行うことを目指す。
実際、2021年度からは科学技術振興機構による学生支援が実施され、約20,400人が生活費相当の支援を受給している(2024年度時点)。こうした支援もあり、2023・24年度は進学者が増加している。
■常勤ポストに対する供給過剰という問題
修了後のキャリアパスが不透明という課題もある。学部・修士課程に比べて、博士課程の有期雇用労働率は非常に高い。
また別の調査によれば、修了6年半後の有期雇用率は17.5%であり、正規雇用への転換も限定的と考えられる。
博士の不透明なキャリアパスは、修了者の数に対して、主要な就職先である大学や企業からの需要が限定的であることが大きな要因である。
博士の数は、教員不足や基礎研究拡充のための大学院生の増加政策(大学院重点化)を受け、1990年代に大幅に増加した。1990年代中盤には修了者数が大学教員数を上回り、ポストドクター(以下ポスドク)として職に就く学生も増加した。 ポスドクとは常勤ポストに就く前に経験を積むための任期付きの職務だ。
政府の想定では、ポスドクは長くても3年程度で常勤ポストを見つけることができると考えられていた。
しかし、現実にはそうならない。博士・ポスドクが増加した反面、少子化や2004年の大学法人化を受けた運営交付金減額により常勤ポストは減少した。
この結果、博士・ポスドクの供給過剰は解消せず、多くの若手研究者が安定的な常勤ポストに就きにくくなった。
実際、40歳以下の若手教員が常勤ポストに就く割合は減少しており、また若手研究者が任期付きのポスドクや助教の仕事を渡り歩くケースも珍しくない。
■民間企業への就職も狭き門
民間就職という進路も十分に浸透しなかった。1990年代以降、政府は企業に博士・ポスドクの採用を呼び掛けた。
例えば、2001年の第2期科学技術基本計画では「民間においても、博士課程修了者やポストドクター経験等のある若手研究者の採用に積極的に取り組むことが期待される」と記されている。
また、2009年にはポスドクを採用した企業に500万円の持参金を払う高度研究人材活用促進事業も実施された。
しかし、2022年時点でも、博士やポスドクが企業に就職するケースは多くない。例えば、博士課程の修了後に企業に就職した割合は、理工で約4割、その他の分野で約2割前後である。また、2021年時点でポスドクであり、翌年職種を変更した者のうち、企業へ就職した者は約8%に留まる。
また、企業側の採用意欲も高いとは言えない。経団連によれば、2022年度採用のうち、全体の23.7%、非製造業の40.0%は博士の採用が0人であった。
また、2022年時点で、研究開発者として新卒学部生・修士を採用した企業がそれぞれ22.3%、30.9%であるのに対し、新卒博士で5.8%、ポスドクでは1.0%に留まる。理工系の一部を除き、民間企業への就職という進路は限定的だ。
■進学者を増やすためにできることは何か
■民間での雇用を阻むミスマッチの存在
これまで見たように、進学者を増やすには在学中の経済的支援の更なる充実化と需要不足を解消し、成果を学生にアピールする必要がある。
ただし、運営交付金の減少や少子化による大学経営の悪化も懸念され、常勤ポストの増加を見込めるとは限らない。これら人材の受け皿として民間での雇用促進は特に重要になる。
民間での雇用を阻む課題として、スキルをめぐるミスマッチの存在は大きい。特に、企業と博士が求める/提供するスキルにはすれ違いがある。
多くの日本企業は、職務内容や勤務地が限定されないメンバーシップ型雇用に基づく新卒一括採用が前提にあり、価値観や人柄、汎用的スキルの有無を採用軸としたポテンシャル採用・自社育成が中心的になる。
しかし、専門性を強みとする博士は、多様な業務に対応できる人材を求めるメンバーシップ型雇用の採用基準と合致しづらい。加えて、年齢面も不利に働く。このため、全体として企業の博士ニーズは限定的となる。
また、採用に積極的な企業では、自社の研究分野と関連した専門性を求めた採用が中心的だ。ただし、業種は限定的であり、一部の研究分野の博士に需要が偏る。博士側もまた、就職において専門性、とりわけ自分自身の研究の継続や研究テーマと関連性を重視する傾向にある。
この結果、専門性の需給にギャップが発生する。例えば、人工知能・機械学習・エネルギー変換、画像処理、知的ロボティクスなどの産業界の需要が高い分野に対し、博士の供給は追いついていない。
一方、設計工学や食品化学・調理学などの分野では、供給が需要を超過している。このように、採用に積極的な企業と博士の間にも、スキルのミスマッチが生じている。
■直接の研究分野以外という着眼点
こうした中、博士課程で学んだ専門性や汎用的スキルを、他の分野で活用することが注目を集めつつある。
例えば経団連は、博士の多様なキャリア実現の必要性を訴える。
スキルが博士号取得過程で涵養されること、産業界で広く活かせることを指摘する。
実際、専門分野とは異なる領域でも博士の知見が応用され、実績を上げる例がある。
例えば、株式会社ポケモンでは、動物の生態に精通する農学博士がゲーム分野で活躍している。2023年にリリースされたゲーム「ポケモンスリープ」では、ポケモン(キャラクター)の”リアルな”寝姿のデザインに助言を行った。ポケモンの愛らしい寝姿はインターネットを中心に話題を呼び、全世界2000万ダウンロードを超えるヒット作となった。
また、博士は学部生・修士と比べて、知見の広さや批判的思考力など、様々な面からパフォーマンスの高さを感じるという人事担当者の声もある。直接の研究分野以外での活躍を視野に入れることで、企業の採用ニーズ喚起や、マッチングの拡大に繋がりうる。
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( 303634 ) 2025/06/30 06:50:27 1 00 日本における博士号取得者の雇用環境やその影響について、多様な意見が交わされている。
1. **博士号の価値と雇用問題**: 多くの意見が、日本の博士号取得者に対する社会的評価や雇用機会の不足を指摘している。
2. **企業の受け入れ態度**: 企業が博士号を持つ候補者の能力を低く評価する傾向が見られ、結果的に博士課程を修了した者が企業での雇用に苦労する状況が続いている。
3. **教育制度の批判**: 日本の教育制度や博士課程の運営を見直すべきだとの意見があり、学問が企業のニーズに合わせて偏った形で資金が投じられている現状に対する懸念が表明されている。
4. **外国との比較**: 海外、特にアメリカにおける博士号取得者の需要の多さと日本の状況が比較され、日本は博士号取得者を育成しつつも、その後の雇用に至る道が狭いとされる。
5. **経済的支援の必要性**: 博士号取得者の進路を確保するために、経済的支援や民間企業との連携を進めるべきという意見が強調されている。
6. **社会の認識変化**: 最後に、博士号の持つ社会的意義や評価が見直されるべきだとの調査や議論もあり、文化的背景や社会の価値観にも言及されている。
(まとめ)日本における博士号取得者は、社会的評価や雇用機会の不足に直面している。 | ( 303636 ) 2025/06/30 06:50:27 0 00 =+=+=+=+=
博士号取得者のアカデミア以外の雇用先として理想的なのは文科省はじめとした中央省庁の役人です。欧米では科学技術の知識が必要とされる省庁の職員は基本的に博士号が必要ですが、日本では年齢制限のせいなのか既存の職員が反対するせいなのか採用がかなり限られているのが現状です。中央省庁の役人の半数を博士限定にするだけで博士号取得者の数はかなり増えると思います。
▲22 ▼3
=+=+=+=+=
そもそも進学者を増やしたところで、実力がなければ意味がない
大学もそうだが、大卒者は昔と比べ増えているかもしれないが、大学入学の基準、偏差値が昔と比べ下がったため、学力は上がっていない。
大学卒業レベル、博士課程レベルの実力をつけれる環境を増やすことが大事。
下駄を履かせてはいけない
▲32 ▼13
=+=+=+=+=
博士号所持者の社会の受け皿が無い事が、この国の凋落と深い関係があると言っても過言では無いと思います。
最短でも20代後半で社会に放り出され、そこから不安定な非正規雇用で食いつないでいくのがほとんど。運が良ければ大学教員のポストはありますが、プロ野球選手になるよりも狭き門でしょう。
博士号を取得できるほどの優秀な人材が、修士卒辺りで適当な会社に就職し、カネになる研究しかしなくなる。政府も、産学連携などと言ってカネになる研究にしか資金を投入しない。
島国である日本だからこそ、カネになるかどうかに関係なく、先進的な科学技術を生み出して国力を増大しなければならないのに、最前線でそれを担う人材が育たず、あろうことか観光誘致でオーバーツーリズムにより日本の文化が破壊されていく始末。
▲82 ▼5
=+=+=+=+=
博士は実績がしっかりないと取れません。 実力だけでなく、運や縁も重要です。 苦労して取得しても、その先は「女性限定雇用」に阻まれ、男性は職につけません。 それが、修士の頃からわかるから、そんなリスキーな道は選択しないのです。 今更大学に何を求めても無駄でしょう。企業が、博士号をうまく扱えれば、博士進学はいくらでも増加すると思います。
▲62 ▼22
=+=+=+=+=
人口減にともなって国力が失われてきて、それをカバーするための科学技術のはずが、短期視点の論理が働いて、いつ利益が出るか分からないものにはお金を出せない、というジレンマに陥っていると思う。 賛同は得られないかもしれないが、研究や教育のような数十年から100年単位で国力の発展につながるようなものには、初等教育から仕事まである程度おおらかに時間と資源を投入したほうが良いかもしれない。 実際、将来必要とされるイノベーションがどの分野から生まれてきたかは、論理で正確に予測できたためしがない。
▲5 ▼0
=+=+=+=+=
日本の大学には明らかに人気狙いで、博士号を持たない有名人が教授になっているケースが多い。彼らは彼らの体験を講義する。彼らの体験は貴重だが学問的には一例でしかないので、ゲストとして学期のうちに数回講義すれば十分である。博士課程で訓練を受けて来たわけではないので授業展開や成績の付け方も客観性に欠ける。したがって、教授にする必要はない。この存在がポスドクの就職口を大きく狭めている原因である。 文科省の調査では大学教員の博士号を持っている割合は44%しかない。半分以上は博士号を持っていない。これはアメリカで言うと短大レベルである。私はアメリカのFラン大学にいたが、90%以上は博士号を持っていた。話は逸れるが、これが日本の大学のレベル低下の一因でもあろう。 博士号を持たない大学教員は約8万人に上る。ポスドクの数は12000人ほどなので、彼らを整理すれば十分に解決できる。
▲15 ▼4
=+=+=+=+=
まずは論文博士をなくさないと。修士で就職した人が就職した後で博士を取れるのでは、博士に行く必要性が低いと思います。 博士学生を増やすといっても、実情は留学生の数が増えるだけの様に思います。日本人の博士学生を増やさないといけませんが、修士の後就職して3年した人の方が博士よりも民間の求める人材と思います。日本人の博士学生の就職先が劇的に増えないと、日本人で博士に行く人は増えないでしょうね。
▲23 ▼28
=+=+=+=+=
愚息は、博士課程に進み知識や経験を積みたかったようですが、先輩達のアドバイスを聞いて、修士課程修了後に民間企業に研究職として就職しました。 そこでの現実は多くの上司が大学院で学んできた者達を使いこなすことができず、学士と同じ扱いで研究者としていかすことができなかったようです。 入社前の説明では社会人ドクターも目指せるとのことだったので、その企業を選んだようですが、1年間学部卒業者と同じ業務で何の進展もなく、結局、転職しました。 新たな職場では上司・先輩たちも多くがドクターで理解もあり、社会人ドクターも推奨しているとのことで新米研究者として頑張っているようです。親としては嬉しい限りです。 欧米の企業は、契約社会なのでドクターとして採用されれば、その内容を全うする必要があり、企業としても必要な環境を提供します。 日本で博士を活用できないのは、企業側が問題を抱えているからだと思います。
▲48 ▼3
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日本の企業が博士修了の学生を受け入れられる土壌が無いのに尽きるかな。 何をやらせるのって状況になるから待遇が良くなる訳でもないし、年齢だけ高くなってるって捉えられることが大いに尽きるかな。 大学などの常勤ポストは大学が増えてるとはいえ、博士の数に比べると見合ってないし。 大卒から5年かけて何のプラスがあるのって評価が全てじゃ無いかな。生かす先が無いとただ扱いにくいと感じられるだけのような気がするし。
▲45 ▼2
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大学院博士課程はライフステージでは、婚活・結婚・出産・子育ての適齢期でもあり、研究生活を続けるためには確かに経済的支援が必要な時期でもあります。 大学であれ研究機関であれ、ポストは限られ、多くの研究者は非正規雇用の恵まれない待遇です。 民間企業も博士課程修了者より修士課程修了者を多く採用しているので、民間企業への就職を支援したり、民間企業組織への対応力を身に着けさせる支援が必要なのでしょう。
▲8 ▼0
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科学技術を発展させるために理工農の博士を増やす、という発想を止めた方がいいと思う。 博士号を取得するためにはできるだけ狭い範囲に研究分野を絞って独自性の高い研究をすることが一番大事、という方針は変わる兆しがない。そのことが博士号取得者に対する社会的評価の低さに向過ぎついてしまっている。 現在は科学技術の進化と変化が激しい時代なので博士号を意識せずに人材を育てていくことを国の基本方針にするべきだと思う。
▲13 ▼52
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博士号を取って民間企業に就職しても、知識の範囲が狭すぎて使いづらい事もあります。 知識のインプット意欲ばかり有っても民間企業の場合、アウトプットで利益を出す事を求められます。 又30代で民間企業に就職して専門以外だと教えるのに10年かかってしまうと40代になってしまい、普通の大卒の方が使い易いと言う事になります。 よっぽど成果を出していてその企業で即戦力でないと採用しにくいと思います。 大学に長くいると世間知らずの面も有ります。
▲1 ▼7
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もちろん高度知識を持つ者を育成する事も大事。 ただし日本人に限った方がいい。 それは知識は容易に他国に流れる可能性があるから。 東大など中国人比率が高まっていると言う、
人口減少時代なら、それを代役する自動機能を 重点施策にしなければならない。 結構前にヒューマノイド型で自律機能を持つ ロボットが開発されていたけど、国の予算削減か 最近は聞こえない。 「人間と遜色ない」が究極なのに。
もちろんヒューマノイド型である必要もない部分は あるけど、他国はどんどん開発が進んでいる。
レジの無人化、ファミレス配膳の無人化などあれど 日本はそこまでしかできないのか?と勘繰る。 人口減で人出が足りないと、容易に外国人人材を 取り入れた結果、犯罪率も高まり諸刃の刃みたいな 状況になっている。
外国人人材にお金を出すより、 自動化、無人化、ロボット化を推進する企業に 予算を回すべきに思う。
▲9 ▼7
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こういう議論はやっぱり比較の視点がないと解決が見えてこない。
記事では需要を増やす話をしているようだが、供給過剰の解決策として、供給を減らすことも当然あり得る。
しかし、そうすると欧米で博士取得者が増え続けているのはなぜなのかという疑問が湧く。単純に考えれば、欧米には需要があるのだろう。
そこを書いてほしい。日本では需要が偏っているとか、それでも博士人材には可能性があるとか、そういう主張は解決策になっていないと思う。日本の分析だけで答えは出ないだろう。
▲1 ▼1
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この記事の導入では博士の減少は 「日本の科学技術競争力の低下」だの 「研究力の低下」だの学問ベースで 散々危機を煽っておきながら、 記事の終盤では「ゲーム会社に職を得た 農学博士がキャラクターの寝姿の監修に あたりヒットした」などと経済ベースの 話題で結ぶ 問題提起と結論に全く整合性がなく、 一体全体何が言いたい記事なのか 2000年前後から起きたポスドク過剰問題の 社会的・国策的背景への指摘もなければ ポスト減少の主因である国立大学の 独立法人化や運営交付金の漸減についての 政策的是非もない シンクタンク研究員?TBSテレビ? 読んでしまった時間を返せ
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博士の質も問題だと思いますけどね。理工系で投稿論文一本が博士号の基準なんてミニマム閾値な大学がゴロゴロあります。そこも3~4本とかに統一して、基準を上げる必要もあると思います。 最近、ビジネスで東南アジアの研究者たちとも付き合いがありますけど、日本の大学の博士号取得基準の緩さに関して、彼らからも「大丈夫か?」と苦言を呈されます。「平均的な教授、准教授の質が低いのでどうしようもない」と答えています。
勿論、企業の研究開発の質が低く、どこの会社も同じ事しかやらない (決定権のある上長に知識がないから、他の会社もやってます的なテーマしか選べない) のも問題ですけどね。大企業で真っ当な基礎研究が出来るところなんて、予算と人の質の制約によって、ほとんどありません。
▲14 ▼26
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「博士に金を出せ」 と言うなら、「博士に払うお金をどうやって確保するか」を考えないとダメだ。
文句を言っても金は降って来ない。日本人は商売が下手なんですよね。
日本人の考える財源って、「税金」しか思いつかない。だからダメなんですよ。
「博士」の理論を金にするシステムを開発しない限り、「博士」に大金は支払えません。
たとえば、マイクロソフトみたいに「PC一台につきソフトウェア代払え」 ノートンみたいに「一年に一回更新の金を払え」
そうして、利用者を確保して徴収するシステムを開発しなきゃ、博士は雇われないし金も稼げません。
▲7 ▼5
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博士課程への進学者に対してだけではなく、理工学教育に対しての予算も含め国の支援が冷たいため、先細りしていく運命を感じます。 派手なパフォーマンスだけして、中身や実利に乏しい措置に現場は辟易しているのではないでしょうか。
▲34 ▼3
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博士人材は確かに能力高いですよ。だけどね、やっぱりクセが強くて同調圧が強い日本社会では合わない感じですね。と考えると、こういう人たちは世界で活躍することを考えたほうがいいのかな。
▲1 ▼0
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アメリカだとスペシャリスト採用だから博士と相性が良い。日本はジェネラルリスト採用なので、博士とは相性が悪く専門性を「持たない」文系学士がフィットする。古くから続く就職慣行を改善する必要があると考える。
▲28 ▼2
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博士を増やしたからって科学立国の復興にはつながらない。 そしてよく外国から優秀な人材を集めるというがナンセンス極まりない。 日本は日本人だけで世界一になったのだ。
戦争に負けて貴重な資料が没収され優秀な人材も失ったけれど、それでもあらゆる分野で世界一になった。 その源は貧しい国でも欧米に負けるなというビッグスピリッツだった。 多くが徹夜もするしサービス残業もしてきた。 能力で劣る分人一倍働いて世界と戦ってきただ。 それが今はどうだ? 働き過ぎは悪、働けも悪 定時で帰る民間企業がどうやって技術革新を生み出し売上を伸ばせると思ってるのか? そんなことができるなら、とっくにアジア諸国がトップに立ってるだろう。 がむしゃらに働き稼ぐ国にならないと筆者がこだわるポスドクだって行き場がなくなる。 誰も共感しないだろうがそれが実態だ。
▲12 ▼16
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自衛のための兵器開発をしておけば、迎撃ミサイルとして飛ぶように売れたのに。学術会議が認めなかったんだよね。 防衛費5%も余裕でクリアできるでしょう。材料など汎用性の高い研究をすれば良いし、サイバー攻撃対策をすれば一挙両得。
しかし、それ以前に産業スパイ防止等、研究に力を置くなら機密保持のための法律も必要。国会議員は、他国に弱みや協力を受けている人もいるので、妨害している議員もいる。
▲2 ▼1
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日本は難関大学文系学部卒がちからを持ちすぎている。そして日本では難関大学部卒で高学歴とされるという独特な国。国際社会で活躍しようとすれば、基本修士以上が必須だったりすることも多いが、日本では逆に、特に文系で大学院卒が低く見られたりすると聞く。大学時代いかに勉強したかではなく、いかに遊んでいたか、部活に熱中したかを自慢するようなお偉方が多い。そんな連中に博士卒の人材を正当に評価することは難しいし、使いこなすとなればさらに困難だろう。 現状資源のない(将来的に深海の海底資源が実用レベルで開発できるようになるなどすれば変わるかもしれないけど…)日本にとっては、人こそ最大の資源なんだけど…。
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私は博士号待ちで、英語TOEIC850とスペイン語を習得していますが、年収400万円台です。渡米した同期は入社して5年ほどでエリア統括者になり、年収2500万ほどです。 私のキャリアは、入社後、大卒と同じ研修(一年)> ONJで先輩とほぼ同じことをやる > (3年目くらい)何となくこなせるようになったので、自分の強みを活かして国際プロジェクトの企画を申請してみる > うちの会社では出来ないと言われ却下 > かつての同期に仕事を誘われて悩み、 上司に相談したら、雇用してあげた恩を感じないのかといわれた(今) まあ、これだと博士はいらないね、私は日本が好きなので、日本企業で働いているのですが、これから先、内需が縮小していくのに、日本はどうやって稼いでいくのだろう?
▲0 ▼0
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博士課程に進む日本人学生さんが減って、その根本原因を探ることなく、見かけ上の博士課程人数の員数合わのために留学生で穴埋めしたからね。タイパコスパ重視のだと博士課程は1番敬遠されるんだよね
▲2 ▼0
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全ては国立大学の独立行政法人化に伴い交付金がガンガン減らされてきたのが元凶。 そのせいで90年代に国策として増やした博士の行き場が失われた。 現在でもポストは少なく、公的な研究費も少ない。 これでは経済支援したところで博士課程進学者が増えるわけがない。
▲27 ▼1
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学ぶ側にとっては人生をかけてやっているのに、日本人はそれが「科学立国」にとって役立つか否かということでばかり評価をしようとする。学問に対する理解も尊重もない国で、この傾向は明治維新以来のもの。西洋のアカデミズムの本質を理解するどころか、明治維新よりもさらに視野狭窄に陥っている。
▲12 ▼1
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そもそも、「博士後期課程」って人生詰みルートです。 超少子化で、大学のポストはもうありません。 退職者の補充はしない。大人しく、一般企業に就職するのが最も賢い選択です。
▲6 ▼3
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博士を使える知性が、日本企業には不足しているのでしょう。 だからかつてなど、大量の理系人材を、東アジアや北米に追い出してきました。 そういう経済屋さんたちの思惑通り(?)東アジアや北米の科学力は向上し、日本の相対的地位は低下しました。 まずは「育成されたのに日本を追われた人々」への処遇を、どう省みるかです。 おそらく経済屋さんの習性として、自分たちが亡国の因だったとは分析できないでしょう。
▲46 ▼3
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この手の議論は昔からあるが一向に解決しているようには見えない。自身はもう30年も前に博士課程卒で民間に就職したものの当時は企業側には博士卒者の採用枠すらなかった。 博士卒者の活躍が促進されないのは ・博士卒者の進路が限定的(政府側責任:雇用ポストが不足) ・民間受け皿が不足(採用する民間側に博士卒者受け入れのノウハウが育っていない) ・大学側の博士卒育成ミスマッチ(卒後進路を見据えた教育ができていない) ・学生自身の認識不足(自分の進路見極めができていない) これらが複雑に絡まっている印象が強い。 一時的にポスドク枠を増やすことや生活支援を対策にあげているようだがこれは一時凌ぎにしかならないもので、せっかく最高の学業を積んだという努力に見合った長期的な処遇を整備していかない限り、科学立国をうたっても他国からの留学生に美味しく持って行かれるだけだと思う。
▲8 ▼0
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博士号持ちを量産すれば良いってものではない。 文科省はまず日本の教育制度そのものが子どもたちの好奇心、探究心を高めるものになってるかどうかから見直した方がいいんじゃないか?
▲6 ▼1
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科学立国の復興へ 人口減少社会でも高度な知識を持つ博士を活用できていない 博士課程への進学者を増やすカギは「経済支援」と「民間雇用」 ▲ 必要ないんじゃないの?大学も企業も要らないと思っている、育つ博士号取得者は海外で育つ、だいたい育つ博士号取得者は協調性が無い。 文科省も”社会人博士号を廃止”してから議論しては如何でしょうか?海外では博士号は研究者の卵です。”末は博士か大臣か”では研究者が海外研究者とは並べないでしょう。
▲2 ▼14
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これから世界水準目指して博士増やすんだっけ?アメリカとか年々博士増えてるのに日本は横這い、むしろマ~イ。一方で外国人留学生が増えてて、彼らに血税が投入されてるし。博士増やすっても、大学はトイレの改修とかエアコンの導入すらままならないくらい予算がないし、しかも修了後に行く当てもないし。 大学院大学の拡充とかで昔もやったよね?なんの効果があったっけ?
▲26 ▼3
=+=+=+=+=
博士取得者には取得後から博士終身年金毎年300万円払います くらいしないと誰も見向きせんだろうね。誰が好き好んで田舎大学の医学部入るか! 今田舎大学の医学部でも入学希望者多いのは単に生活の安定ということだけでの結果。
▲4 ▼4
=+=+=+=+=
新卒一括採用のメンバーシップ型雇用と相性悪い。 専門性がすこぶる高い、高度な知的訓練を受けてきた27〜30歳くらいの新入職員に何をやらせてどう処遇するか。そこが見合わないと難しいよね。
▲21 ▼0
=+=+=+=+=
博士号を持っていない文部科学省の官僚が全てを決めている。博士号を取ろうという人材が軽視されるのは必然ですね。
▲15 ▼1
=+=+=+=+=
博士になって研究者を目指したい人は海外の大学院に進んだほうがはるかに良いと思う。日本は政府も企業も博士をとんでもなく冷遇している。
▲2 ▼0
=+=+=+=+=
研究者を増やそうにも就職口まで手当てしないと意味がない。さりとて金もなく企業だって出資しない。「猗窩座わ」に何度も旅行に行かせアンチエージングツッパリ大臣に金を払っている場合ではないぞ。
▲11 ▼0
=+=+=+=+=
企業はドクターの価値を低く見すぎている。 海外では、ドクターがないと研究者とはみなされない。 給料は、マスターの倍以上なので、多くの人がドクターを取ろうとする。 しかし日本では、マスタープラス3万円で、3年間余分に大学行っても大して給料変わらない。 むしろ、3年早く働いてたほうがたくさん稼げるし、職位も大体追いついてるから、ドクター取っても日本では意味がない。 名刺に◯◯博士と学位が書かれるだけだ。
▲3 ▼0
=+=+=+=+=
ウチも妹が博士号持ってる 5カ国に堪能なのにパートのオバチャンやってる 旦那が稼ぐから気ままに暮らしてるが 会社勤めとか上司とかノルマとか周りへの気遣いとか 疲れるしプライドが許さんみたい
▲3 ▼8
=+=+=+=+=
まずキャリア公務員採用を博士持ち限定にして、次に現職キャリアに博士を継続雇用の条件にする。最後に博士なしの管理職公務員を全員解職する。
▲21 ▼2
=+=+=+=+=
まずは文部科学省の採用枠のうち半分ぐらいを博士号限定枠にしてみたらいいのでは。
▲17 ▼1
=+=+=+=+=
なんで国立大学の運営交付金を減らし続けてるの?簡単な話でしょ。理系は国立大学よ。増やしていけば良い!
▲11 ▼6
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無理だよ。経済支援していくら優秀な人材が育っても、官民ともマネジメントする側がアホならどうしようもない。
▲13 ▼0
=+=+=+=+=
それ以前に、せめて博士課程への進学はアメリカ並みに厳しくすべき
▲8 ▼0
=+=+=+=+=
Googleとかマッキンゼー行けばええやん
▲4 ▼1
=+=+=+=+=
博士の需要がそれほど無いのでは?
▲5 ▼7
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博士号を取得すると得する社会になるかな。
▲8 ▼16
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科学の前に、ITだよ。 昭和モデルの「科学」信仰では、勝てないよ。
▲4 ▼32
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理系の地位向上のために文系の地位の抑制しないとだめですよ。 結局は周りに流されたり、少数(理系)を迫害する民族ですから。 文系出身者を冷遇するくらいに方針を変えないと何も変わらないと思う。
▲20 ▼7
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