( 304365 )  2025/07/03 06:15:21  
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財務省 

 

 国の2024年度一般会計決算の概要が1日、判明した。好調な企業業績を背景に、法人税収が34年ぶりの高水準となる17・9兆円に達した。全体の税収は昨年11月の見込み額から約1・8兆円上振れし、75・2兆円となった。 

 

 法人税は前年度比2・0兆円増の17・9兆円で、バブル期の1990年度(18・4兆円)以来の水準となった。消費税は消費や輸入の増加を反映し、1・9兆円増の25・0兆円だった。所得税は0・8兆円減の21・2兆円。24年に実施した定額減税の影響が出た。 

 

 税収が上振れしたことから、政府は赤字国債の発行を5兆円分取りやめる。歳入から歳出を引いた「決算剰余金」は2・3兆円となった。決算剰余金は半分を国債の償還に充て、残りを防衛力強化の財源などにする。 

 

 

 
 

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