( 304408 )  2025/07/03 07:09:08  
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安藤広大氏の著書『リーダーの仮面』シリーズは、ビジネスパーソンに必須のリーダーシップについて指南している。

特に40代のキャリアにおいて重要な評価のポイントとして、過去の思考に囚われること、偉そうな態度を取ること、そして変化をもたらさない仕事のスタンスが問題視されている。

40歳を過ぎると、個人の存在が組織にどのように貢献できるかが問われるため、役割を常に更新し続ける姿勢が求められる。

安藤氏は、多くの企業で実績を上げ、識学メソッドを広めてきた。

(要約)

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Photo: Adobe Stock 

 

 「この本のおかげで出世できた」「チームのパフォーマンスが上がった」 

そんな感想が届いているのが、安藤広大氏の著書『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組み化』『パーフェクトな意思決定』シリーズ四部作だ。これまで4400社以上の導入実績があるマネジメント法「識学」をもとに、ビジネスの現場で「一生活躍し続けられる」メソッドや思考法を授ける本シリーズは、さまざまな業界から圧倒的な支持を集めている。今回は、全ビジネスパーソンに必須の「リーダーシップ」のあり方を指南する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健) 

 

● 「扱いに困る40代」になっていないか? 

 

 40歳という節目は、キャリアの“評価タイミング”でもあります。 

 そのときに、「この人、異動させたほうがいいかも」と思われる人には、共通の特徴があります。 

 

● ワースト3:「昔話ばかりする」 

 

 「自分が若い頃は…」 

「あのときの上司は…」 

 

 経験を語ることは悪くありません。 

 でも、それが“過去に生きているだけ”になると、現在の価値が見えなくなります。 

 

 変化に対応せず、昔のやり方を繰り返す姿は、チームの成長を阻害します。 

 

● ワースト2:「役職がなくても偉そう」 

 

 非管理職でも、「年齢が上だから」という態度を出す人は要注意です。 

 

 ・若手に口出しする 

・変化に反対する 

・指示されると不機嫌になる 

 

 こうした言動が重なると、“扱いにくい年長者”として煙たがられ、異動候補になってしまいます。 

 

● ワースト1:「仕事はこなすが、価値を生まない」 

 

 一番の問題は、「そこそこできるが、何も変えない人」です。 

 与えられたことだけをこなし、自分から何も提案しない。 

 周囲から見ると、「いてもいなくても同じ」と感じられます。 

 

 この状態が続くと、「別の部署で活かしてもらったほうが…」という判断が下るのです。 

 

● 40代は、“存在の意味”が問われる 

 

 成果だけでなく、「この人がいることで組織がどう良くなるか」が問われる年代です。 

 それを示せない人は、異動というかたちで「整理」されてしまいます。 

 

 だからこそ、40歳を超えても自ら役割を更新し続ける姿勢が求められるのです。 

 

 (本稿は、『リーダーの仮面』の著者・安藤広大氏が書き下ろしたものです) 

 

安藤広大(あんどう・こうだい) 

株式会社識学 代表取締役社長 

1979年、大阪府生まれ。2002年、早稲田大学を卒業後、NTTドコモ、ジェイコムホールディングス、ジェイコム取締役営業副本部長を経験。プレイングマネジャーとして「成長しないチームの問題」に直面し悩んでいたときに「識学」に出合い、2013年に独立。多くの企業の業績アップに貢献した。2015年、株式会社識学を設立。わずか4年足らずで上場を果たし、これまで9年間で約4400社に識学メソッドが導入されている。著書にシリーズ累計170万部を突破した『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組み化』(ダイヤモンド社)がある。『パーフェクトな意思決定』はシリーズ最新刊。 

 

安藤広大 

 

 

 
 

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