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東京労働局と関東運輸局が、トラックドライバーの労働環境改善のために初めて荷主企業をパトロールした。

このパトロールでは、特に「荷待ち」時間の削減が重要な焦点となっており、東洋埠頭ではすでにシステムを導入し、荷下ろしの予約制を採用している。

この取り組みにより、ドライバーの長時間労働の改善を目指している。

(要約)

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東京労働局と関東運輸局が初めて、トラックドライバーの労働環境改善のために荷主企業にパトロールに訪れた=2025年7月2日、東京都江東区、宮川純一撮影 

 

 倉庫がひしめく埠頭(ふとう)に、トラックGメンらが現れた。目を光らせるのは……。トラックドライバーの長時間労働の改善に向け、国は2日、運送業者を使う荷主企業を対象にパトロールを実施した。焦点に据えるのが、荷物の積み下ろしのために待機する「荷待ち」時間の削減だ。 

 

 この日のパトロールは、東京労働局と関東運輸局が共同で実施。厚生労働省の労働基準監督官と、国土交通省のトラックGメンらが東京・有明の「東洋埠頭」の倉庫を訪れた。全国の製紙工場から集まった原紙を保管し、主に関東圏の印刷所などに運ぶ中継地点になっている。 

 

 社会問題化するドライバーの長時間労働の一因が「荷待ち」時間。訪問を受けた東洋埠頭では荷待ちを削減するシステムを昨年導入し、荷待ち時間の削減に取り組む。長野伸二所長は「朝に集中する荷下ろしを予約制にして、枠をみながら製紙会社に調整してもらっている」と話した。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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