( 304698 )  2025/07/04 06:44:15  
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ゴールドカードは特別なサービスを提供し、空港ラウンジの無料利用や旅行傷害保険などのメリットがあります。

年会費は高めですが、5000円から1万円程度の手頃なカードも増えており、特典を活用できる人にとっては価値があります。

とはいえ、全ての人に必要というわけではなく、個々のライフスタイルや利用状況に応じて判断することが重要です。

特典を活用できるかどうかが、ゴールドカードを持つべきかの基準といえます。

(要約)

( 304700 )  2025/07/04 06:44:15  
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「ゴールドカード」を持つ同僚いわく、「空港ラウンジが使えて飲み物ももらえる」とのこと。年会費が高くて“お金持ち”しか持てないイメージですが、どんな人が持つべきなのでしょうか? 

 

「ゴールドカードを持っていれば、空港ラウンジで飛行機搭乗前の時間を快適に過ごせる」と聞くと興味を持つ人もいるかもしれません。特に同僚など身近な人が持っているのを見ると、自分でも持てるのかなと気になるのではないでしょうか。 

 

「ゴールドカードは一部の人が持つもの」というイメージを持つかもしれませんが、近年は、年会費を含め、ゴールドカードを持つのに必要なハードルは下がっています。 

 

本記事ではゴールドカードの特典や年会費について解説し、どういった人が持つべきなのか解説します。 

 

ゴールドカードには、一般カードにはない特別なサービスがいくつも用意されています。 

 

代表例が、空港ラウンジの無料利用です。通常1回1000円ほどかかるラウンジを、年に数回でも利用すればそれだけで数千円分の価値になります。 

 

また、旅行傷害保険やショッピング保険の補償額も手厚くなります。あるクレジットカードでは、一般カードの海外旅行保険は「29歳以下が対象・補償最大2000万円」ですが、ゴールドカードでは「全年齢対象・補償最大1億円」となるなど、格段に手厚い内容になります。 

 

ポイント還元の優遇も大きなメリットです。具体例としては以下のような内容があります。 

 

・一般カードは1%だが、ゴールドカードでは1.5% 

 

・年間100万円の利用で1万円相当のボーナスポイント付与(一般カードにはなし) 

 

・自社サービス利用時に10%還元(一般カードは1%) 

 

加えて、レストランの優待などを実施するゴールドカードもあり、日常生活を少し豊かにする特典も充実しています。 

 

デザイン面でも高級感があり、「ステータスカード」としての印象が強いため、ビジネスや出張の場面で所有しているだけで一目置かれることも魅力です。 

 

ゴールドカードは一般カードより特典が充実しているぶん、年会費が高く、加入のための審査が厳しいのが一般的です。中には年会費20万円以上のカードや、カード発行会社からの招待(インビテーション)を受けることで作れるゴールドカードもあります。 

 

しかし、持つことが難しいゴールドカードばかりではありません。 

 

例えば、年会費が5000円から1万円程度で持てるゴールドカードも多く存在します。さらに、年間100万円以上の買い物など、一定の条件を満たせば年会費が無料になるカードもあり、「ゴールドカード=年会費が高額」とは限らないのです。 

 

加えて、一般カードでの実績不要で申し込めるゴールドカード(審査はあり)や、若者向けのいわゆるヤングゴールドカードも増えてきており、ゴールドカードを持つハードルは下がりつつあります。 

 

こういったカードにも、空港ラウンジ無料特典やポイントアップといった特典がついていることが多いため、うまく探せば自分に合ったゴールドカードを作れるでしょう。 

 

 

ゴールドカードには多くの特典がありますが、全ての人にとって必要なものとは限りません。空港ラウンジを使わない人や、日頃からクレジットカードの利用額が少ない人にとって、ゴールドカードのメリットは小さいでしょう。 

 

「ポイント還元率が高いからお得」といっても、例えば、年間10万円しか使わない人が1%還元から1.5%還元に変えても、実質的な差は500円程度です。 

 

こうした点を踏まえ、「年会費以上に活用できるかどうか」を基準に、自分にとって本当に必要かを見極めるとよいでしょう。 

 

ゴールドカードは、以前より身近な存在になっていますが、高い年会費を払ってまで持つべきかどうかは人それぞれです。ラウンジや保険、還元率などの特典をしっかり活用できるなら検討の価値はあります。 

 

しかし、使いこなせないなら無理に持つ必要はないでしょう。自分のライフスタイルに合うかを基準に選ぶことが大切です。 

 

執筆者 : 浜崎遥翔 

2級ファイナンシャル・プランニング技能士 

 

ファイナンシャルフィールド編集部 

 

 

 
 

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