( 304945 ) 2025/07/05 06:29:27 0 00 車体の大きい「レクサス LX」だとマンションの駐車場に停められないことが判明! すでにお金を支払ってしまったのですが「返金」できるでしょうか?
集合住宅の場合、駐車場を契約して車を停めることも多いでしょう。そこで気になるのが車と駐車場のサイズです。ほとんどの駐車場では複数の車を並べて停めていたり、高さの制限があったりします。
そのため、今回の事例における「レクサス LX」など、規定を超えたサイズの車は一般的な駐車場には停めることができないケースが多いと考えられます。
本記事では、駐車場の契約後に車が大きすぎることが判明した場合の対応について解説します。
車のサイズがオーバーしてしまっている場合、そもそも駐車場を契約できない可能性が高いでしょう。申請時に管理会社やオーナーからの許可が下りない可能性があるため、「車庫証明」が取得できないことがあります。どのみち別の駐車場を契約し直す必要があり、場所探しや書類記入を一からやり直さなければならないでしょう。
仮にサイズが規定内であっても、ギリギリであるほど駐車の難易度は高まります。他の車に接触した場合などは、弁償をすることになる可能性もあるかもしれません。カタログやインターネットなどで調べ、ドアミラーなどのパーツも含めて、サイズをあらかじめ確認するようにしましょう。
車のサイズがオーバーしていた場合は、管理会社やオーナーに連絡して解約の手続きを行う必要があります。しかし、すでに支払った賃料の「返金」はできない可能性が高いです。
契約の内容にもよりますが、通常の場合、駐車場を解約する際は定められた「解約予告期限」を遵守しなければいけません。契約書において、「解約通知は解約日の〇ヶ月前」などと定められていることもあります。
目安として、個人契約なら1ヶ月前、法人契約なら1~3ヶ月前であることが多いようです。直前に解約を申し出ると、翌月分の賃料を請求されることもあります。そのため、たとえ駐車場を利用できなくても、期間内は賃料を支払うことになると考えられます。
以下は、駐車場を個人で解約し、新たな駐車場を契約する際の大まかな流れです。
1.連絡 まず管理会社やオーナーに連絡し、解約の意があることを通知しましょう。契約内容にもよりますが、郵送、窓口、電話などの手段が挙げられます。前述の解約予告期限を意識し、早めの申し出を心がけることが必要です。
2.書類記入 解約に必要な書類に記入・押印をしましょう。一般的には管理会社もしくはオーナーが書類を準備していることが多いです。個人経営のオーナーである場合は口頭で済ませる場合もあるようですが、法人経営の管理会社である場合は、明確に手続きを文書化する傾向があります。
3.新たな駐車場の契約 駐車場を見つけるには、インターネットでの検索、不動産会社への問い合わせ、近所を徒歩で探すなどの手段があります。料金などを比較しつつ、複数の方法で探すのがおすすめです。
4.車庫証明の手続き 駐車場を変えるときは、車の保管場所を変更する手続きを行いましょう。期間内に必要書類を管轄の警察署に提出する必要があります。
集合住宅の駐車場は、基本的に車のサイズがオーバーすると停めることができません。一度契約してしまうと解約手続きを行う必要があり、賃料の返金もできない可能性が高いです。車のサイズに合った新たな駐車場を探し、必要な手続きを踏んで契約し直しましょう。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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