( 306208 )  2025/07/10 02:59:31  
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茨城県石岡市の小学校で、6年生の女子児童が担任の教諭から内科検診を受けるために上半身の下着を脱ぐよう指示され、体操服だけで男子児童と授業を受ける事態が発生した。

この指示により、女子児童は恥ずかしさを感じたり、男子にからかわれたりした。

学校側は手順を誤ったことを謝罪し、文部科学省は児童のプライバシーへの配慮を求めている。

校長は職員に手順を遵守するよう指導すると述べた。

(要約)

( 306210 )  2025/07/10 02:59:31  
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茨城県石岡市 

 

 茨城県石岡市立の小学校で5月、6年の女子児童数人が内科検診をスムーズに受けられるようにとの理由で上半身の下着を脱いでおくように担任の女性教諭から指示され、受診するまでの間、体操服1枚で教室で男子児童と一緒に授業を受けていたことがわかった。同校は「児童への配慮が足りず、たいへん申し訳ない」と陳謝している。 

 

 同校などによると、内科検診は5月27日。6年生は5時間目の授業を受けながら、交代で検診会場に向かうことになっていた。 

 

 昼休みにクラスの女児が保健室に集められ、担任の女性教諭から上半身の下着をあらかじめ脱いでおくように指示された。ブラジャーと胸パッド付きキャミソールはそのままでよいとの指示だったという。女児数人が白色の体操服1枚で教室に戻り、5時間目の授業を受けた。内科検診を受けるまでの間、恥ずかしがったり男児から冷やかされたりする女児がいたという。 

 

 本来は、女児が内科検診を受ける順番になってから保健室で着替えて校内の検診会場に向かうことになっていたが、担任教諭が手順を誤ったという。6年の女児の母親(43)は「子供を守るはずの学校側が無神経な対応だ」と憤る。 

 

 学校の健康診断などを巡っては、文部科学省が昨年1月、児童生徒のプライバシーに配慮するよう都道府県の教育委員会などに通知。診察時は支障のない範囲で、原則体操服や下着を着用するなど児童生徒の心情に配慮する必要があると指摘している。同校の校長は「教職員に通知内容や検診の手順の順守を徹底させる」と話している。 

 

 

 
 

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